あーと屋のほぼ大阪クラシック演奏会気まま日記

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2019730日 大阪新音フロイデ合唱団 2019年夏公演

 

フェスティバルホール

 

グリーグ       :組曲『ホルベアの時代から』作品40

モーツァルト         :レクイエム ニ短調 K626 バイヤー版

 

合唱      : 大阪新音フロイデ合唱団

 

指揮         : 三ツ橋敬子

管弦楽        : 大阪フィルハーモニー交響楽団

ソプラノ                  : 並河寿美

アルト                     : 福原寿美枝

テノール                 : 二塚直紀

バリトン                   : 三原剛

 

自身への忘備として実際に接した演奏会は、プロ・アマ、ジャンルを問わず、ブログ対象とすることにしているので(私のブログの決め事)、今回の演奏会についても、曲目と演奏者名を書き残しておかないといけない。

 

ちょうど2年前、ブルックナー“テ・デウム”聴きたさでS席を購入したものの、客席のほとんどは招待券か合唱団員のノルマチケットを譲りうけた人で、大阪フィルのやっつけ仕事も相まって、正直なところ “もういいや” と思ったもの。たとえば “金輪際、もう聴くことはない” と決め込んだ在阪の某プロオケについては、そもそもチケットを買わなければ済んでしまうのだけど、今回のように、たまたまお知り合いになった合唱団員のご厚意でいただいたチケット(S席のかなりの良席)の場合は、なかなかに悩ましいものですね。

 

ということで、この演奏会についてはここまで。

20190730_大阪新音フロイデ合唱団‗フェス



2018
1018日 小田和正 ツアー2018 ENCORE! 広島グリーン・アリーナ

 

広島グリーン・アリーナ

アリーナ席B-1カテゴリー

 

妻と二人で、小田和正 ツアー2018 Ancore” を聴きに広島市のグリーン・アリーナへ。

 

いやいや、良かったぁ!中学生の時、クラブの先輩に教えてもらったアルバム “ワインの匂い” 以来の40数年に及ぶ小田さんの大ファン。私より一世代上のオフコースデビュー当時を知る方々にはかなわないけど、30歳、40歳にはファン暦なら負けないぞいっ。

 

インターミッション(御当地紀行のビデオ上映)を含めて3時間ほど、ほとんどトークを挟むことなく歌い続けられるスタミナと安定感抜群の歌唱力(さすがに、第2アンコール最初の“さよなら”では音程が怪しくなったけど)。それにしてもコンサート開始から数曲目で早くも  “たしかなこと” をもってこられたんじゃ、たまりません。わたし、この曲を口ずさむと涙腺が緩んでしまうんです。

 

入場時に、前日に別都市でのアリーナ公演を笑止千万極まりない理由でドタキャンした某歌謡曲歌手のコンサートチラシが織り込まれていて、思わず苦笑しながらも、改めてコンサートのクオリティーの高さに小田さんのトップミュージシャンとしての偉大さを思ってしまう。

 

一緒にステージにのったミュージシャンは、ギター、ベース、キーボード、ドラムスと弦楽四重奏(SQ)の8名。ステージ構成がほんと良く練られていて、オフコース時代のオリジナルにかなり忠実な曲もあれば、SQを見事に生かしたアレンジもありで、まったく飽きさせない。PAを効かせたサウンドの中で、はっきりとヴィオラの音が聞こえてくるところなど、お見事(と、小田さんの歌に涙しながら)思って耳を傾けていた。

 

小田和正_アンコール1_20181019


2018926日 イル・ディーヴォ 大阪公演

 

大阪オリックス劇場

2235

 

会社の同僚に ILDIVO イル・ディーヴォの大阪公演にお誘いいただいた。2年ぶりのアルバムTIMELESS発売に合わせてのジャパンツアーの一環で、大阪は当初オリックス劇場でのこの日の公演のみだったものが、発売開始早々に SOLD OUT になり、翌日にも追加公演があるらしい。 

 

“全世界で3000万枚以上を誇る唯一無二のモンスター・ヴォーカル・ユニット” なのだそうだけど、実はお誘いいただくまでイル・ディーヴォについて、まったく知りませんでした。でも、ものすごい人気であることは、当日のホール内の雰囲気で知らされました。そりゃそうですよね、ネットで検索してみると東京では追加公演を含めて武道館4日連続公演らしい。大阪の会場も本来ならフェスティバル・ホールが相応しそうだけど、何らかの事情があるのでしょう。

 

客層は中高年の女性が8割近くだったろうか。フェスティバル・ホールでは、開演前に  “前のめりになると後ろの席の方が見えなくなるので、席に深く座ってご鑑賞ください” と(少なくともクラシックやミュージカル公演では)アナウンスがあるけど、今回のオリックス劇場での公演はそんなアナウンスもないし、そもそも客もそんなつもりなど端からない。私の前、2階最前列に座ったラテン系カップルがイチャイチャ、ノリノリで、普段  “良い行儀”  をしてステージを見入っている身としては、かなりのアウェー感あり。(苦笑)

 

歌われた曲の中でオペラのナンバーは、モーツアルト『魔笛』タミーノのアリア(たぶん、第1幕のアリアだったと思うけど、記憶が曖昧)と、レオンカヴァッロ 『道化師』 カニオの “衣装を着けろ”の2曲。メンバーの誰のソロだったか、こちらはまったく判らず。如何せん、思いっきりPAを効かせていて、4人の声の個性も聞き分けられないし、2階席はステージから遠いし、まして目の前にイタリア人(?)のカップルがいたのでメンバーが認識できなかった。

 

とにかく普段、生音になじんでいる耳にはPAガンガン効かせた音は正直、少々辛いところもあったけど、はい勿論、楽しめましたよ。全員親日家らしく、またメンバー全員、名かな日本語が達者で、アンコール2曲のあと『燃え尽きました』と言い残してコンサート終了。開演が630分。15分の途中休憩を挟んで、終演9時。

 
イル・ディーヴァ_20180926

イル・ディーヴァ_1_20180926


201710月26日   いずみホール音楽講座第8

作曲家・西村朗が案内するクラシック音楽の愉しみ方「華麗なる変奏」

 

いずみホール

1M

 

講師          : 西村 朗 

 

ヴァイオリン  : 高木和弘

クラリネット  : 小谷口 直子

マリンバ      : 伊藤 朱美子

ピアノ        : 碇山典子

 

ヴィターリ    : シャコンヌ

パガニーニ    : 『うつろな心』による序奏と変奏曲 op38

ベートーベン  : トルコ・マーチによる変奏曲

西村 朗      : アリラン幻想曲

リスト        : 超絶技巧練習曲 第6番 イ短調『主題と変奏』

ウェーバー    : 変奏曲 変ロ長調 op33

一柳       : パガニーニ・パーソナル マリンバとピアノのための

 

作曲家であり東京音楽大学教授、そして “いずみシンフォニエッタ大阪” の音楽監督、なにより私にとっては “N響アワー” の司会者として、そのやわらかい語り口が忘れられない西村朗氏が講師となった、いずみホール音楽講座の8回目。西村朗氏のナビゲーションとともに一級の演奏家による演奏を楽しめる良質なエンターテイメント。シリーズとしてすでに8回目となり、毎回ワンコイン500円で楽しめるのだからすばらしい。

 

ところで、いずみシンフォニエッタの定期公演は、大阪に居ない週末土曜日開催のため、これまで一度も聴きに行けなくて、ほんとうに残念。次回(来年210日)など、第一回定期演目の再演とのこと。舞台上での西村朗氏の宣伝によるとカーゲルの“フィナーレ”は相当にハチャメチャなようで、たしかにチラシの写真(第一回定期公演の写真?)を見ると、なにやら指揮台横に指揮者が寝転がっていてる。面白そうじゃない!う~ん、観てみたいなぁ・・・。

 
いずみホール音楽講座_20171026

2017830日 東京混声合唱団第22回いずみホール定期

 

いずみホール

1 R列(たしか)の17番 

 

指揮:         山田 和樹

ピアノ:       荻原 麻未

オルガン:     土橋 薫

バレエ:       針山 愛美

 

女性作曲家の競宴

木下 牧子:   混声合唱曲集『地平線の彼方へ』         谷川俊太郎作詞

上田 真樹:    月の夜“バレエと合唱のために”         草野新平作詞

          ――アンコールとして  赤とんぼ

 

上田 真樹:   遠くへ                                 谷川俊太郎作詞

木下 牧子:    混声合唱とパイプオルガンのための“光はここに”  立原道造作詞

 

日本最高レベルといわれる東京混声合唱団を音楽監督山田和樹の指揮、そして荻原麻未のピアノ伴奏で聴くことができるという垂涎の演奏会。当然のように会場は2階バルコニーも含めて満席。

 

東京混声合唱団の合唱で日本人作曲家の作品にじっと耳を傾ける、なんと贅沢な時間だろう。ほんの2ヶ月前にカタカナ発音で歌われた英語歌詞の宗教曲を聴いて大いにストレスを感じ、さらには先日、学生コーラスのようなアマチュアのテ・デウムを聞いた後では、なおさらだ。日本語の持つ語感と抑揚、そして旋律が一つひとつの言葉の意味と表徴に沿う優れた合唱作品を聴いていると、“ああ、日本語はなんて素敵な言語なんだろう” と素直に思う。そしてなにより東京混声合唱団の上手いこと! みごとにコントロールされた弱音、そしてホールいっぱいに響き渡るフォルテシモ。長いア・カペラ曲でもまったく音程のぶれない安定感。とてもとても充実した演奏会だった。来年の大阪定期は、いずみホールの改修予定と重なり例年の8月末(9月初)ではなく、時期をずらしておこなうとのこと(マエストロ談)。う~ん、絶対に聞き逃せない。

 

“バレエと合唱にために” と副題された月の夜について

パンフレットに作曲者による次のような紹介文が載っている。

本来、言葉を持たないバレエと、言葉ありきの合唱音楽の組み合わせ。合唱がバレエの単なる解説になっては面白くない。バレエが合唱に花を添えるだけの付属物になっても面白くない。(改行)それならば。(改行)いっそのこと、意味のわからない言葉で書いてみようか。聴いている人にことばそのものの意味がわからなくてもよいのではないか。だってバレエだもの。(以下省略) 
== 以上、パンフレットから転記 ==

 

さて実演に接して、やはりバレエと合唱音楽とは最終的にはシナジーを得られない、というのが率直な感想。ノクターンと題された第2曲、合唱はひたすら “るるるるる・・・・” と所謂、無言歌を歌っているので、たしかに影絵のようなダンサーの動きを注視することになり、そのパフォーマンスにイマジネーションを掻き立てられる。(私の席は中央17列で観賞には最適の場所だった)。それでも第4曲、作者曰く “カエル語のアリア” なる部分は、私の耳は本能的に合唱がうたう意味不明の歌詞をなんとか聞き取ろうとしてしまう一方で、視線はバレリーナのパフォーマンスを追い、その動作の意図を探ろうと思考してしまう。幽玄なコーラスを傾聴すればするほど、目の前のバレエが目障りになってしょうがない。大変恐縮ながら、途中から目をつぶって(視覚を絶って)音楽のみに集中していた。まして、最終曲で聴衆に“かえるの歌”を歌わせるというアイディアは、聴覚と視覚の無意識の葛藤を強制的に麻痺させてしまう禁じ手ではないのか。

 
東京混声合唱団_第22回いずみ定期_20170830


ホール出口で、団員の方が配っていた”東混TOUKON since 1956"のチロルチョコ
東京混声合唱団_第22回いずみ定期_60周年記念チョコ_20170830

201782日 大阪新音フロイデ合唱団 2017年夏公演

 

フェスティバルホール

1236

 

メンデルスゾーン: 讃歌 作品96

ベートーベン: 交響曲第8番 ヘ長調

ブルックナー: テ・デウム

 

合唱    : 大阪新音フロイデ合唱団

 

指揮    : 沼尻 竜典

管弦楽  : 大阪フィルハーモニー交響楽団

ソプラノ: 田崎尚美

アルト  : 竹本節子

テノール: 清水徹太郎

バリトン: 三原剛

 

今年のかなり早いうちからチラシで目にしていた演奏会。ギリギリまで躊躇していたけど、最後は“テ・デウムを生で聴いてみたい”欲求が勝り、一週間前にフェスティバルホールのサイトからS席(大阪フィルの定期A席価格)を購入。結局、その代金を払って聴きにでかけるほどではなかった。

 

オーディション無し・チケットノルマ有りのアマチュア合唱団は圧倒的にパートバランスが悪い。ステージの特設ひな壇を埋め尽くした200名の内訳は、パンフレットに記載されたメンバー表によるとS-79名、A-74名、T-21名、B-31名。つまり男性2パートをあわせた数がソプラノ・アルトよりも少ない。学校のコーラス部のようだ。音楽のボルテージが上がると、女性パートが精一杯声を張り上げるので男性パートが埋もれて聞こえなくなる。弱音分になると音程がかなり厳しい。数日前に同じフェスティバルホールで壮絶なマーラーを聴かせてくれた大阪フィルも雇われ公演のやっつけ仕事。気の抜けたベートーベンは、後半寝てしまった。

                                                                   

客席は、ざっと見回して7割ほどの入り。合唱メンバーの家族や親戚がおもなのだろうか。わたしのようにチケットオフィスから購入した観客がどの程度いたのだろう。

 
大阪新音フロイデ合唱団2017年夏_20170802

20161215日 ザ・シンフォニーホール クリスマス・オルガン・コンサート2016

 

ザ・シンフォニーホール

2階BB

 

J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565

グノー: アヴェ・マリア

アルカデルト:アヴェ・マリア

カッチーニ:アヴェ・マリア

J.S. バッハ:いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV659

J.S. バッハ:高き転より、われは来たれり BWV738

クリスマス・キャロル・メドレー

フォーレ:アヴェ・マリア op67-2

シューベルト:アヴェ・マリア

ワーグナー:歌劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲 カルク=エーレルト編

 

  アンコール 

マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より“間奏曲”

きよしこの夜

 

オルガン:石丸 由佳

 

1122日のパリ管から1週間での4つの演奏会をこまめにアップしたことで、いささか“ブログ疲れ”をしてしまった。京都市響定期2日後の1129日に久方ぶりの東京文化会館で聴いたヤルヴィ・カンマーフィルハーモニーの演奏会から今年最後の演奏会となった1223日の関西フィル クリスマス・ファンタジーまでの5回の演奏会の記録を、よりによって大晦日の夕暮れになって記している。まずは演奏会の記録として曲目と演奏者を書きとめておきます。年越しになるけど、後ほど記憶をたよりに演奏で感じたことを追記していきます。

 

ザ・シンフォニーホール_クリスマスオルガン_20161215

2016720日 横浜みなとみらいホール 1ドルコンサート


横浜 みなとみらいホール


J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565

J.S.バッハ/M.レーガー、Kシュトラウベ編: インヴェンション第1番、第4番、第8

J.S.バッハ / Cクロンプ編:イタリア協奏曲 BWV971 1楽章

J.S.バッハ:目覚めよと呼ぶ声が聞こえ BWV645

J.S.バッハ/ M.レーガー編:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903


オルガン: 大木 麻里


横浜みなとみらいのクイーンズタワーで仕事予定があるときは、部下、同僚には“横浜のサテライトオフィス”で仕事中と伝えて、アポの前後にみなとみらいホール直ぐ傍のCAFÉ de CRIEでノマドしています。オープンカフェになっていて、PC電源もあり大変居心地が良いのです。今日も午後遅めの客先との打合せにむけて大阪から早々に移動してノマドしていると、屋外PAから“本日、19時からみなとみらい大ホールにて1ドルオルガンコンサートを開催するので、是非聞きに来てほしい”とのアナウンスが耳に入りました。チケットブースにいって尋ねると、入場料100円、もしくはUS1ドルで40分ほどのパイプオルガンコンサートが19時からあるのだそう。これは聴かずにはいられない。客先訪問を終えた後も引き続き、そのカフェでノマドを続け、開場を待ちます。

ホールは夏休み初日でもあり、家族ずれの音楽愛好家の皆さんで数百人ほど。私も国内出張のキャリーバッグを座席まで持ち込み、普段とは違ったカジュアルな雰囲気でパイプオルガンの響きを堪能しました。ホールでのオルガン演奏会は、じっと目を閉じてオルガンの音を聞き入っていたほうが良いと思い込んでおりましたが、本日の演奏会で認識を改めました。特にレーガー編曲作品での両足移動のアクロバティックで見事なこと。ベースラインをオクターブで弾いたと思えば、左右の足をクロスさせながら早いスピードでフーガ旋律を弾いたりで、きっとオルガニストにとって腰痛と股関節炎症は職業病に違いない、と思いながら演奏の後ろ姿を見入ってしまいます。


P.S. 演奏会以来、CDラックに10年近く放置したままだったMAX REGERの室内楽CD23BOX SET(CAMERA MAGNA)をついに聴き始めました。

みなとみらい_オルガン


 


 


 


 


 


 








2016422日 延原武春 テレマン室内オーケストラ J.Sバッハ

 


ザ・シンフォニーホール

1階中央ブロックE

 


J.S.バッハ      :ブランデンブルグ協奏曲第1

                :管弦楽組曲第2

                :ブランデンブルク協奏曲第5

                 ~休憩~

                :ブランデンブルグ協奏曲第4

                :管弦楽組曲第3

―アンコール  

G.Ph.テレマン 3つのトランペットとティンパニのための協奏曲ニ長調 第12楽章

 


指揮 :延原武春

バロック・ヴァイオリン:ウッラ・ブンディース

フルート:リコーダー 森本英希

リコーダー:村田佳生

テレマン室内オーケストラ

 


延原武春さんは数年前にいずみホールでの大阪フィルとのベートーベン交響曲ティクルスでその存在を知って以来、いつか主催団体であるテレマン室内オーケストラの演奏を聴いてみたいと思っておりました。

 


正直なところ、昨年クイケン&ラ・プティット・バンドの演奏(ブランデンブルグ全曲)を聴いた後では、どうしても聴き劣りがしてしまう。特に管楽器の演奏レベルは、その演奏が非常に難しいことを十分に承知したうえでも、やはり大阪という地方をベースに活躍している演奏団体では厳しいものがある。第1曲目の3番オーボエの奏者は学生さんなのか、音を出さない時の不安げな姿は客先から見ても心配になるくらい。正直、最初の曲を聴きながら“しまった、時間とお金を無駄にしたかなぁ…?”と一瞬思ってしまったほど。

ただ、弦楽の人数を絞った編成での第2曲以降は、古楽アンサンブルを十分に楽しませていただきました。


延原武春_バッハ


2016310日 Tomorrow Concert

ソプラニスタ+クロマチック・ハーモニカ with 京都フィルハーモニー室内楽団

 


ザ・シンフォニーホール

1H

 


指揮                       :井上 誠貴

ソプラニスタ               :岡本 智高

クロマチックハーモニカ     : 南 里沙

京都フィルハーモニー室内楽団

 


J シュトラウス:ワルツ「春の声」              オーケストラのみ

マスカーニ:歌劇「カヴァレリアルスティカーナ」より間奏曲  オーケストラのみ

モンティ:チャルダッシュ                   W/  南 里沙

荒城の月                           W/  南 里沙

モーツアルト:オペラ「魔笛」より“夜の女王のアリア”     W/  南 里沙

ヘンデル:オペラ「リナルド」より“私を泣かせてください”   W/ 岡本智高

カッチーニ:アヴェ・マリア                  W/ 岡本智高

プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ” W/ 岡本智高

 


チャップリン:映画「モダンタイムス」よりスマイル   オーケストラのみ

ヘンリー・マンシーニ:映画「ひまわり」のテーマ  オーケストラのみ

南 理沙: ベガの涙                               W/ 南 里沙

夢やぶれて ~レ・ミゼラブルより                   W/ 南 里沙

見上げてごらん夜の星を                             W/ 南 里沙

アメイジング・クレイス                             W/ 岡本智高

愛燦々                                             W/ 岡本智高

タイム・トゥ・セイ・グッバイ                       W/ 岡本智高

 ― アンコール ふるさと

 


良質な音楽番組で毎週楽しみにしているBSジャパン“エンター・ザ・ミュージック”の昨年98日放送の回に南里沙さんがゲスト出演してクロマティック・ハーモニカを紹介していた。番組ナビゲーターの藤岡幸夫さんとテレビ東京の局アナが番組内で南里沙さんの演奏に目を丸くしていたけど、今日はザ・シンフォニーホールのお客さん全員が魅了されたに違いない。哀愁を帯びたメロディーこそこの楽器の真骨頂で“荒城の月”や“見上げてごらん夜の星を”そしてリリシズムに満ちた南里沙さんオリジナルの“ベガの涙”を聴いていると、自分も吹いてみたい、吹けるようになりたい、と思ってしまう。

 


ソプラニスタの岡本智高さんは、明るく人懐っこそうなお人柄をにじませたステージで楽しませてくれた。ただしクラシックオタクのコメントになるけど、目を閉じて聴いていると、決して卓越したテクニックと声量があるということもない。特にオペラ「トゥーランドット」の“だれも寝てはならぬ”は2週間前にメット・ライブビューイングでドラマチコ・テノールの美声を難波パークスで聴いたばかりなので、私にとってはかなり分が悪い。

 


Tomorrow Concert_シンフォニーホール_20160310

2016131日 ザ・タロー・シンガーズ 20周年記念コンサートⅡ 「冬の旅」全曲 無伴奏混成合唱版

 


いずみホール

1D24

 


フランツ・シューベルト

歌曲集「冬の旅」全曲  

無伴奏混成合唱版 (編曲:千原 英喜)

 


――アンコール 

       歌曲集「白鳥の歌」から“セレナーデ”

        「冬の旅」第21曲“宿屋”

 


指揮            :里井 宏次

合唱            :ザ・タロー・シンガーズ

 


先日の大阪交響楽団定期でのチェンバロニストの呆れた “弾いたふりパフォーマンス”を思い出すたび不愉快になる日が続いていたのだけれど ―― 時たま、ほんの申し訳程度に音を出したあと、観客に気付かれないようにこっそりと両手を鍵盤から離し静かに膝の上においていた、あの姑息な振る舞いが目に焼き付いて離れない ――今日のザ・タロー・シンガーズのコンサートは、その不愉快な気分を完全に消し去ってくれました。

 


ソプラノ、アルト、テナー各5名、バス6名によるア・カペラでの演奏がどれだけ困難なことか素人には全く想像ができないけど、こんなに感動したのは実に久しぶり。「冬の旅」の抑制されたモノトーンな世界に、ドラマチックさや浄化された世界感まで見事に表現している。どの曲もすばらしかったけど、特に感動したのが第11曲と第21曲。第21曲は調性的にもこの曲集の心理的なクライマックスではないのか。大変ありがたいことにアンコールでこの曲をもう一度聞かせてくれた。

 


大変よく考えらえた編曲で、例えば第6曲の “雪よ、僕の思いを知っているだろう。言ってくれ、お前はどこに流れていくの” の節をアルトの一名が語りかけるようにしたり(曲を思い出せないけど、後半にも男性と女性2名が語り合うような場面も)、第14曲などでバス独唱が織り交ぜられたりと、まったく集中が切れることなく聴き通せた。完全無伴奏の合唱も第1曲目から数曲続いた音程の多少の不安定感もやがてなくなり、第16曲では曲頭から続いた無調的な音楽が最後に柔らかなドミナントの響で閉じられたところで、音楽の緊張から一瞬、解き放たれて大きくため息をついてしまったほど。

 


大阪にはこのような素晴らしいプロの合唱団がいらっしゃるのですね。

冬の旅
冬の旅1

201511月4日 メットライブビューイング 

ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』

 


なんばパークスシネマ

 


ヴェルディ: イル・トロヴァトーレ 上演日2015103

                            指揮:マルコ・アルミリアート

                            演出:デイヴィット・アクヴィガー

                           

全国主要都市に限られたライブビューイングの会場の中でも、勤務先オフィスから10分で駆け付けられる難波の“なんばパークスシネマ”は上映開始が18:30なので大変ありがたい。仕事の調整をつけネットで事前購入したチケットをもって会場に入ったときは、ちょうどホヴォロストフスキーのルーナ伯爵が回り舞台に乗って下手から登場するところ。脳腫瘍からカムバックを祝福する客席からの歓声を受けて、演奏が一度中断し舞台もまた回転を一瞬止めるシーンだった。

 


イタリアオペラ、とくにヴェルディはどうにも“自分の感性にあまりそぐわない”音楽なのだけれど、それでも舞台が進むにつれ引き込まれてしまう。ネトレプコの特に第4幕での歌と演技は、まさに当代一流のソプラノ歌手面目躍如だったし、マンリーコ役のヨンフン・リーは東洋人(韓国)なのだけれど、なぜか役どころにぴったりの顔つきで声の張りも申し分なし。

 


いつもメットライブビューイングを見ると思うのだけれど、会場で生の演奏を見ている観客が本当にうらやましくなる。いつか本場メトロポリタンオペラをニューヨークで見てみたい。

 


ところで入場の際にいつものタイムスケジュールと一緒にネトレプコ来日ソロ公演(愛知芸術劇場)のチラシを手渡された。東京フィルがバックを務め、テノール歌手が協演するにしても、S席の金額 38,000円はすごいなあ。


2015930 日 アンサンブル リベルタ ブラームス室内楽チクルス Vol.1  

 


大阪市西天満

ヒビキ・ミュージック・サロン・リーヴス

 


 


ブラームス:弦楽四重奏曲 1 ハ短調 op51

ブラームス:弦楽五重奏曲 1 ヘ長調 op88

アンコール シューマン:ロマンスとバラードから

 


杉江洋子、長谷川真弓 Vn

金本洋子、永松祐子   Vo

石田聖子 Vc

 


当初、いずみホールにハーゲン弦楽四重奏団のオール・モーツアルト・プログラムを聴きにいくつもりだったのだけど、一昨日のヤナーチェク弦楽四重奏団とモーツアルト「狩」がかぶっているのと、大阪クラシック33公演、第57公演での笑顔でファンになった石田聖子さんが出演ということもあり、予定を変更した。

 


1曲目は各パートの集まりとしての4重音を聴かされている感じで、聴いていていささか苦痛だったし、正直なところ「いずみホールに足を向ければよかったなぁ」と思ったのだけど、不思議なことに2曲目の弦楽五重奏曲ではずっと緊密で有機的なアンサンブルとなり、ブラームスの音楽を楽しむことができた。とても不思議なのだけれど、きっと一つの理由として1st Voで後半に参加された日本センチュリーの永松祐子さんの存在が大きかったのかも。

 


今日は関西エリアのオーケストラメンバーにアンサンブルでそれなりに立派な演奏だったにせよ、改めてヤナーチェクSQのように、メンバー全員が同質の音色で完璧なアンサンブルを聴かせることがいかに大変なことか、そして一昨日の体験がいかに奇跡的なことかと思い知らされた一夜だった。


アンサンブルリベルタ


2015910日 大阪クラシック2015 第57公演  

大阪市中央公会堂 大集会室  20:00~21:00

 


弦楽合奏:大阪フィルハーモニー

コンサートマスター  文洙

 


グリーグ       ホルベルク組曲 作品40

ドヴォルザーク 弦楽セレナード ホ長調 作品22

ダニーボーイ (アンコール)

 


月、火、水と3日続けて雨にたたられた大阪だったけど、今日は淀屋橋駅から土佐堀沿いに夜景を楽しみながら会場の大阪市中央公会堂へ。きっとSold Out だろうと思いつつ会場入りしてみると、意外なことに残席がまだあったよう。発売開始早々にチケットピアで購入した一階中央の席から見ると、前方左右に数十席程度の空席があってちょっと驚いた。

 


一昨日の第35回公演のところで、「とにかく固いこと抜きに音楽を楽しむのが大阪クラシックの目的だから…」と記したけど、2,000円の有料公演なので率直に感想を言うと、8 + 8 + 6 + 4 +3 で大フィル固定メンバーだったにもかかわらず “かなり雑なアンサンブルだった”の一言。きっと響きすぎる舞台で合わせるのがとても大変だったのでしょう。ピッチのズレは定期のレベルとはだいぶ違うし、ボーイングも時に乱れるし。でも、終演後に第22回公演にも出演されていたチェロの方の素敵な笑顔を見ると、そんな不満も吹っ飛んじゃいますね。

 


アンコールのダニーボーイは、たぶんコバケンの定番アンコールと同じアレンジだったと思う。

終演後、たくさんのボランティアの方々からおそろいの
Tシャツでお見送りいただいた。皆さんに心から感謝しがら会場をでる。

中央公会堂



201598日 大阪クラシック2015 第35公演  

ザ・フェニックスホール  20:00~20:50

 


ヴァイオリン  文洙

ピアノ       吉田輝

 


フランク   ヴァイオリンソナタ イ長調

アンコール シューマン ソナタ23楽章(?)

 


33回公演を聴いてから、ザ・フェニックスホールに向かう。昨日と異なり60分近く間があるから今日は安心と思いきや、ダイビルを出ると外はかなりの雨。結局、今日も土佐堀沿いの夜景を楽しむことなく、傘をさして北新地を通り抜けて会場に移動した。

 


フランクのソナタは愛聴曲なのでいろいろと・・・だけど、とにかく固いこと抜きに音楽を楽しむことが大阪クラシックの趣旨なので、演奏についての感想は割愛。そういえば今年の聴き始めも樫本大進さんのいずみホールでのこの曲でした。

 


昨日の第23回公演はガラススクリーン越しに高層ビルの明かりと御堂筋のヘッドライトを舞台背景にした演奏会だったけど、今日は曲に合わせてのことか、遮光壁を下した中での演奏でした。

 


アンコールは崔さんからアナウンスがあったけど、よく聞き取れなかった。たぶんシューマン ソナタ23楽章かな。1番ソナタかなぁ?自信なし。明日の公式ブログで教えてもらいましょう。

 


昨日に続いて仕事終わりに室内楽を堪能した一日でした。

 



201598日 大阪クラシック2015 第33公演  

ダイビル 1階ロビー 18:30~19:05



ブラームス   弦楽五重奏曲 第1番 ヘ長調

ベートーベン 弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op 4 3楽章 (アンコール)



ヴァイオリン 黒瀬奈々子、中西朋子

ヴィオラ     川本靖子、佐藤まり子

チェロ       石田聖子



うまく仕事を調整して18:00前には会場のダイビルの一階ロビーに到着すると、ちょうどリハーサルの演奏中で、一瞬“時間を間違えた?”と焦ってしまった。昨日と同様、早めに到着した他の方々と一緒にフロアに胡坐をかいての鑑賞。



常々スピーカーで聴いていると気が付かないけど、こうして実演に接するとVaVnと同数になることで、各パートの役割が弦楽四重奏とはかなり変わってくるのが解ってとても面白い。今日は雄弁な1st. Vaと唯一の高音域担当1st. Vnの間で絶妙な役回りを演じていた2nd Vnから目と耳が離れませんでした。



昨日と同様、20:00からの第35回公演のチケットを購入済みだったので、終了と同時にザ・フェニックスホールに向けて移動した。


 


 


 


 


 

201597日 大阪クラシック2015 第23公演  

ザ・フェニックスホール  20:00~20:55

 


ヴァイオリン 田野倉雅秋

ピアノ       村田千佳

 


ハイドン           ヴァイオリンソナタ ト長調 Hob. XVI:32

ベートーベン ヴァイオリンソナタ 第3番 変ホ長調 Op12-3

アンコール  1曲目 

アンコール  2曲目

アンコール  3曲目 クライスラー愛の喜び

 


22回公演の会場を出たのが19:40。土佐堀沿いをビルの夜景を楽しみながら徒歩で、と思っていたけど、結局、少々焦り気味に北新地を早歩きで突き抜けて、どうにか開演ギリギリに着席できた。

 


素晴らしい演奏会でした。ハイドンもベートーベンも素敵だったけど、予定の2曲が終わって拍手と共に大植監督が楽譜を抱えて二人の奏者と共に再びステージに出てきたところから、事実上の第二部が開幕したみたい。アンコール1曲目と2曲目は今まで一度も聴いたことの無い曲でしたが、どちらも10分ほどのとてもアンコールピースとは思えない曲で、最後のクライスラーが終わった時には会場全員のスタンディングオベーションでした。

 


19:00の第22公演と合わせると、室内楽コンサート一晩分のプログラムを堪能できた、そして村田千佳さんの大ファンになった一夜でした。

 


201597日 大阪クラシック2015 第22公演  

ダイビル本館 1階ロビー 19:00~19:40

 


J.S. バッハ   三声のインヴェンションより第8番 

モーツアルト ディベルティメント 変ロ長調K439b

ハイドン     三重奏曲

P. T. Bor     バッハ・アット・ザ・ダブル

J. S. バッハ インヴェンション イ短調(アンコール)

 


ヴァイオリン 鈴木玲子

ヴィオラ     上野博孝

コントラバス 松村洋介

 


18:00過ぎに仕事を切り上げ四つ橋線で会場に向かう。開演の20分ほど前に到着するとフロアの半分くらいほどの人がすでに床に座って始まりを待っておられた。私もフロアに胡坐をかいて鑑賞。低音部がチェロではなくコントラバスになり、更にフロアのコーナーで演奏されたことで、ベースの音がとても丸く柔らかく響き、特にバッハの曲が至福の響きでした。

 


20:00開演の有料第23公演チケットを購入済みなので、演奏が終わったら土佐堀沿いを歩きながら次の会場へ・・・と思っていると、3曲目が終わったところですでに19:30に。ちょっとハラハラしながらちょっとJazzyなバッハ・アット・ザ・ダブルとアンコールを聴き終わったら19:40になっていた。

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