2021年3月17日 大阪フィルハーモニー 第546回定期1日目
フェスティバルホール
定期会員席
指揮 :斎藤一郎
ピアノ :菊池洋子
ファリャ :バレエ組曲『三角帽子』第2組曲
ラベル :ピアノ協奏曲ト長調
アンコール サティ:ジュ・トゥ・ヴー
トゥリーナ :交響詩『幻想舞曲集』作品22
ラベル :スペイン狂詩曲
指揮者とピアニストが当初予定のミゲル・ハース=ペドヤ と ケマル・ゲキチから斎藤一郎と菊池洋子に変更となったものの、今シーズンの定期ラインナップのなかでも断トツに気の利いたプログラミングには一切の変更なし。これでこそ定期演奏会ですよ。(それに比べて某在阪オケは相変わらず迷走中…の様ですねぇ)
斎藤一郎の指揮で大阪フィルを聴くのはたぶん初めて…のはず。一曲目ファリャでオーケストラに若干のリズムと響きに重さが感じられて ‟今夜のプログラムはちょっと荷が重い?”と思ったものの、聴き進むうちに杞憂に終わった。本来、フランス・スペインものはあまり得意とは思えない大阪フィルからここまでの柔軟さと鮮やかな色彩の変化を聴かせてくれたのは、思い返せば2年前のデュトワ以来かもしれない。大満足の一夜でした。斎藤一郎マエストロ、お見事!