あーと屋のほぼ大阪クラシック演奏会気まま日記

2021年01月

2021115日石田泰尚 ヴァイオリンリサイタル2020 ザ・シンフォニーホール

 

ザ・シンフォニーホール

3RRB3

 

ヴァイオリン           石田泰尚

ピアノ                 :山中惇史

 

ドヴォルザーク               ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ

フランク                     ヴァイオリンソナタ イ長調

〜 休憩

クライスラー           :       テンポ・ディ・メヌエット

                              シンコペーション

                              ウィーンの小さな行進曲

ピアソラ                      アディオス・ノニーノ

フラカナーパ

天使のミロンガ

現代のコンサート ~タンゴの歴史より

ル・グラン・タンゴ

―アンコール   ジョン・。ウィリアムス  :映画『シンドラーのリスト』のテーマ

                シュニトケ             :タンゴ

                ロドリゲス             :ラ・クンパルシータ                  

                                                

 

あれれ~、年を跨いで7つも書き溜め。小菅優ピアノリサイタル、大フィル_チャイセレⅢ、大フィル_新春名曲、日本センチュリー_豊中名曲、石田泰尚ヴァイオリンリサイタル、日本センチュリー252定期を順次、Evernoteのメモを見ながら備忘禄として・・・

 

神奈川フィルのソロコンサートマスターで、ハマのカリスマ・ヴァイオリニストのリサイタル。ヴィジュアルとクラシック音楽(ドヴォルザークとフランク)とのギャップが受けるのか、やはり女性のお客さんが多いような(といっても、このコロナ禍で入りは2割ほどだけど)。私もサードアルバム『Pure Violin』、愛聴してます。

石田組での定番アンコール、パープルの『BURN 紫の炎』を期待してたけど~ソロではやってくんないのか、残念。

20210115_石田

20210115_石田_あ

202119日 尾高忠明 大阪フィルハーモニー 新春名曲コンサート  

 

フェスティバルホール

3361

 

指揮                    :   尾高 忠明

 

J・シュトラウスⅡ      :喜歌劇『こうもり』序曲

J・シュトラウスⅡ      :ポルカ『観光列車』

ヨゼフ・シュトラウス    :ワルツ『天体の音楽』

J・シュトラウスⅡ      :アンネン・ポルカ

J・シュトラウスⅡ      :常動曲

J・シュトラウスⅡ      :皇帝円舞曲

〜 休憩 〜

エルガー               :威風堂々 第4

エルガー               :威風堂々 第1

マスネ                 :タイスの瞑想曲

ラヴェル               :ボレロ

 

あれれ~、年を跨いで7つも書き溜め。小菅優ピアノリサイタル、大フィル_チャイセレⅢ、大フィル_新春名曲、日本センチュリー_豊中名曲、石田泰尚ヴァイオリンリサイタル、日本センチュリー252定期を順次、Evernoteのメモを見ながら備忘禄として・・・

 

前プロのウィンナワルツ・ポルカは曲選定、そして演奏順がとても良いし、演奏もセカセカせず節度を保った演奏。こうした曲を振ると尾高忠明の品格を感じさせる。(後に聴いた某オケの、定期でありながらウィーンのニューイヤーコンサートを猿真似するような、おもねりは一切なし)。エルガー2曲は、指揮者お手の物だし、最後のボレロまで、安定の演奏。尾高忠明の振る大阪フィルはいつも楽しめる。

 

‶常動曲”懐かしいですね。例のところで『オ~ケストラがやって来た~♪』って、思わず口ずさんでしまう。

 
20210109_大阪フィル新春

202117日日本センチュリー交響楽団 豊中名曲シリーズ Vol 14

 

豊中市立文化芸術センター 第ホール

1O35

 

R・シュトラウス        :13管楽器のためのセレナード 変ホ長調

R・シュトラウス        :ホルン協奏曲第1番 変ホ長調

 ―― ソリスト・アンコール  フランツ・シュトラウス:ノクターン

ドヴォルザーク         :交響曲第8番 ト長調

 

指揮            :栗辻 聡

ホルン          :日高 剛

 

あれれ~、年を跨いで7つも書き溜め。小菅優ピアノリサイタル、大フィル_チャイセレⅢ、大フィル_新春名曲、日本センチュリー_豊中名曲、石田泰尚ヴァイオリンリサイタル、日本センチュリー252定期を順次、Evernoteのメモを見ながら備忘禄として・・・

 

新年早々の東京出張から大阪に移動しての今年初のコンサートは、演奏もまだちょっとお屠蘇気分が抜けない感じがしないでもない…。さっとサラって本番ってところ? まっ、大好きなドヴォルザークの8番が今年の聴き始めの曲ということで、難いこと言いっこなし。

20210107_日本センチュリー_豊中シリーズ_1

 

 

20201129日 尾高忠明 大阪フィルハーモニー チャイコフスキー ティクルスⅢ 

 

フェスティバルホール

355

 

指揮                    :   尾高 忠明

 

チャイコフスキー       :   交響曲第3番 ニ長調『ポーランド』

                               交響曲第6番 ロ短調『悲愴』

 

あれれ~、年を跨いで7つも書き溜め。小菅優ピアノリサイタル、大フィル_チャイセレⅢ、大フィル_新春名曲、日本センチュリー_豊中名曲、石田泰尚ヴァイオリンリサイタル、日本センチュリー252定期を順次、Evernoteのメモを見ながら備忘禄として・・・

 

3交響曲は連作シンフォニックポエムとして聴いてしまえば、なかなか楽しめる。特に終楽章は瑞々しい音楽で、こういう音楽は尾高忠明にとても合っている。一方で、悲愴交響曲はどうしても先日のゲルギエフ・ウィーンフィルと比べてしまって分が悪い、というか節度を持ったアプローチが良くも悪くも普通にまとまった演奏。

12月の日本センチュリー定期と読響の第九は所要で大阪から離れるので聴けずじまい。ということで、このコンサートが2020年の聴き納め。

 

20201125日 小菅優 ピアノリサイタル コンサートシリーズ『Four Elements』第4弾 いずみホール

 

いずみホール

1階E8

 

ベートーベン            :バレエ『森の乙女』のロシア舞曲に主題による変奏曲    

シューベルト           :幻想曲 ハ長調D760 『さすらい人』

ヤナーチェク           :ピアノソナタ『1905101日・街頭にて』

藤倉大                 AKIKO's Diary

ショパン               :ピアノソナタ 第3番ロ短調 op58

 ――アンコール  ショパン:ノクターン第5番 嬰へ長調

 

あれれ~、年を跨いで7つも書き溜め。小菅優ピアノリサイタル、大フィル_チャイセレⅢ、大フィル_新春名曲、日本センチュリー_豊中名曲、石田泰尚ヴァイオリンリサイタル、日本センチュリー252定期を順次、Evernoteのメモを見ながら備忘禄として・・・

 

小菅優のピアノ演奏、これまでオーケストラとのコンチェルト演奏ばかりで、今回が初めてのソロリサイタル。最初のベートーベン開始早々から、正確で緻密、みずみずしさすら感じるタッチに魅了される。壮大で、まるでオーケストラを聴いているかのようにシンフォニックでいろいろな音色が聴こえてきそうなシューベルトのさすらい人幻想曲、そして圧巻のショパンのロ短調ソナタ。もう小菅優の魅力に完全に虜になってしまった。近年聴いた日本人プロピアニストの演奏の記憶が一気に色褪せてしまう。たとえ遠方に足を運んででもリサイタルを聴いてみたい、そう心底から思ったピアニスト。


20201125_小菅優

20201124日 鶴澤寛太郎 文楽三味線の世界 〜大阪倶楽部公開文化サロン 

 

大阪倶楽部ホール

 

三味線  鶴澤 寛太郎  

太夫   竹本 太夫 

 

 

1 ★トーク『文楽三味線の魅力を語りつくす』

ナビゲーター: 藤川貴央(ラジオ大阪アナウンサー)

 

2 ★ 素浄瑠璃『日吉丸稚桜 駒木山城中の間』

 

19歳から10年ほど琴古流尺八を習っていたので、琴や三味線には馴染みがある。だたのクラオタじゃないんだぞ~、って言うか、そもそも日本人たるもの西洋音楽をスノビッシュに語る前に、自国の古典芸術にもっと親しまないと…なんてね。

 

この度の大阪倶楽部4階ホールでの素浄瑠璃は、クラシック音楽でいえば、フェニックスホールで国内トップ・オケのコンマスによるヴァイオリンとピアノの重量級ソナタを聴いたような体験…といったらいいだろうか。徐々に熱を帯びていく太夫に沿うように、始め淡々と合いの手をいれていた三味線のバチ捌きが、どんどんテンションを高めていって、終盤にかけて息詰まるほどの緊張感に至る様は、もう圧巻の一言。

 

なお素浄瑠璃上演に先立って、関西人らしい爆笑のなかにも高いプロ意識を感じさせる素敵なトークも楽しませていただいた。

 

すでに一月以上経過したけど、速記メモを頼りに・・・

 

光があたる太夫に対して、三味線は影の存在でなかなか目立たないが、物語の進行や雰囲気を決定づける鍵を握っている。

太夫の描いた絵に色を付けるのが三味線の役割。水墨画のような濃淡を表現するのか、極彩色にするか…三味線奏者ならではの醍醐味が味わえる。

ジャズ好きの人から文楽三味線は、音の並びがジャズに似てると言われる(邦楽器の音階は、いわゆるヨナ抜き音階で、洋楽のペンタトニック・スケールですね)。また太夫とのコンマ数秒のやり取りにジャズの即興性を感じるのだと思う。

太夫と三味線がお互いに自分の芸をもって主張しながら作品を作り上げている。太夫の語りを聴きそれに沿うように演奏するが、太夫の芸が成立することを大前提に自分の意思を通す場合もある。
それでも、真に芸を極めた太夫の伴奏では、ある定まった一瞬しか音を出すタイミングが存在せず、自分は弾かされている、と感じることがある。

 

 

≪閑話休題≫

終演後に大阪倶楽部の館内見学をさせていただいた。大正元年に創立された本格的な英国風建造物で、普段は会員しか入れないにもかかわらず、なんと写真撮影OKでした。

 

 
20201124_文楽_大阪倶楽部

20201124_文楽_大阪倶楽部_2

20201124_文楽_パンフ

20201124_文楽_パンフ_2

20201124_文楽_パンフ_1


大阪倶楽部の館内見学会にて
20201124_大阪倶楽部_1

20201124_大阪倶楽部_2

20201124_大阪倶楽部_3

20201124_大阪倶楽部_6?

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