2019年2月24日 府中シティオーケストラ 春まちコンサート2019
府中市文化センター大ホール
スッペ :喜歌劇「美しきガラテラ」序曲
ブラームス :ハイドンの主題による変奏曲
ドリーブ :バレエ音楽「シルヴィア」組曲
ブラームス :交響曲第3番
-アンコールー ブラームス: ハンガリー舞曲第6番
指 揮 : 槙本 啓志
拙ブログは、音楽コマーシャルの中でドマイナーなクラシック音楽の、しかも文化発信の中心である首都東京をメインとするわけでもなく、さらには一介の勤め人である私が実際に聞いた演奏会を記録としてブログにアップする(つまり、聴きにいかない限り更新されない)という、マイナー要素を3乗したようなもの。どうにか毎日30人ほど、多くても50人ほどの方々のブログアクセスをただいているのですが、なんと3週間前に慶事のごとくの出来事があった。アマチュア・オーケストラの関西シティーフィルハーモニー管弦楽団の定期公演の記事について、ブログアップ24時間でなんと100人以上の方々からアクセスをいただいた。超マイナーな拙ブログにとっては奇跡のような出来事だった。
超マイナーという括りでいえば、今日の演奏会日誌で記すのは、数百万人の関西経済圏のアマチュアオケである関西シティーフィルに対して、人口10万人に満たない広島県府中市の市民オーケストラ、府中シティーオーケストラの演奏会(なぜか定期と冠せず“春まちコンサート”)です。府中市と府中シティーオーケストラについては、過去の同団体の演奏会日誌に詳しく記しているので、皆さん “タグ:府中シティーオーケストラ” にて過去記事を是非ご一読のほど、お願い致します。
そもそもアマチュアオケなので、関西シティーフィルや首都圏の市民オケ・大学オケとは比較する必要もないし、意味もない。今年のコンサートは、一昨年の“ローマの祭り・ローマの松”のような果敢な挑戦はなかったけど、とにかくステージにのった全員が一所懸命なのが、聴いていて犇々と伝わってくる。特にブラームスの音楽にはヴィオラとチェロパートの厚みが欲しいし、指揮の槙本さんとしてはもう少し表現の個性を求めたいところだったろうけど、“音楽的性格付けをぐっと抑えてでも演奏の完成を目指したい” そんな意思がはっきりと伝わってくる演奏だった。ブラームスの変奏曲では、あえて各変奏間で十分な間をとって演奏の安定に徹したところなど、さすがです。(最初の第1変奏後のパウゼで “あっ! 事故った?” と思っちゃった。)
この団体を応援するものとしてハッピーな時間を共有させていただきました。これからも府中シティーオーケストラのご活動を陰ながら応援しております。