2015年9月30 日 アンサンブル リベルタ ブラームス室内楽チクルス Vol.1
大阪市西天満
ヒビキ・ミュージック・サロン・リーヴス
ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 op.51
ブラームス:弦楽五重奏曲 第1番 ヘ長調 op.88
アンコール シューマン:ロマンスとバラードから
杉江洋子、長谷川真弓 Vn
金本洋子、永松祐子 Vo
石田聖子 Vc
当初、いずみホールにハーゲン弦楽四重奏団のオール・モーツアルト・プログラムを聴きにいくつもりだったのだけど、一昨日のヤナーチェク弦楽四重奏団とモーツアルト「狩」がかぶっているのと、大阪クラシック第33公演、第57公演での笑顔でファンになった石田聖子さんが出演ということもあり、予定を変更した。
1曲目は各パートの集まりとしての4重音を聴かされている感じで、聴いていていささか苦痛だったし、正直なところ「いずみホールに足を向ければよかったなぁ」と思ったのだけど、不思議なことに2曲目の弦楽五重奏曲ではずっと緊密で有機的なアンサンブルとなり、ブラームスの音楽を楽しむことができた。とても不思議なのだけれど、きっと一つの理由として1st Voで後半に参加された日本センチュリーの永松祐子さんの存在が大きかったのかも。
今日は関西エリアのオーケストラメンバーにアンサンブルでそれなりに立派な演奏だったにせよ、改めてヤナーチェクSQのように、メンバー全員が同質の音色で完璧なアンサンブルを聴かせることがいかに大変なことか、そして一昨日の体験がいかに奇跡的なことかと思い知らされた一夜だった。