20201020日 尾高忠明 大阪フィルハーモニー チャイコフスキー ティクルス第1回 

 

フェスティバルホール

355

 

指揮                    :   尾高 忠明

 

チャイコフスキー       : 交響曲第1番 ト短調『冬の日の幻想』

                                              交響曲第4番 へ短調

 

先週末の定期からわずか二日明けてまたチャイコフスキーのシンフォニーを2曲。私にとってのチャイコフスキー・ダメダメ3大作品の一つ第4番と、まあ2楽章のメロディーが唯一魅力の第1番。それでもライブに勝る音楽体験は無し…だし、尾高忠明のチャイコフスキーを聴いてみたいもの。在阪の他オケならパスでした。

 

尾高忠明は作品の年代に関係なく、音楽の様式を保った作品であればあるほど音楽が深堀され、オーケストラの熱演を引き出すタイプの指揮者。ティクルスとして演奏されたベートーベン、そしてブラームスのシンフォニーは勿論のこと、エルガーなども様式美の中で音楽を熟成させていく音楽づくりが大変に成功していた。一方でその裏返しで、たとえばこの日のチャイコフスキーの1番や4番などは、特段に作品を面白く聴かせようといった意識が前面に出ないので、聴いてあまり面白みがない。いずれにせよ、4番シンフォニーで心躍らせるような歳ではもうない…ってこと。

 
20201020