20201017日 大阪フィルハーモニー第542回定期演奏会 2日目

 

フェスティバルホール

定期会員席

 

指揮                    : 小林 研一郎

 

ベートーベン           : 交響曲第2番 ニ長調作品36

チャイコフスキー       : 交響曲『マンフレッド』 作品58

 

マンフレッドって、ほんと捉えようが判らないっていうか、なんでまた交響曲なんでしょうね。とにかく、ロミオとジュリエット、4番シンフォニーとともに、私にとってチャイコフスキー・ダメダメ3大作品。冒頭、主役のファゴット2本にクラリネットの低音を重ねるとこんな響きが作れるのか~とか、カンタービレでの弦群の巧みなオーケストレーションなど、さすがチャイコフスキーって感じで、実演は見て・聴いてとても面白いんだけど…とにかく、あざといんですよね。

 

前プロのベートーベンの2番シンフォニー、全体に遅めのテンポで推進力に乏しく溌剌としておらず(まっ、それは解釈の一つとしても)、経過部の扱いが雑になるなど音楽の集中力が薄れたままで、‶あ~、コバケンもお歳なのかなぁ…”てのが、両日の演奏を聴いての率直な印象…

(あえて改行)

…だったのですが、(このブログ記事、10/22に書いてます)、翌週に同じフェスティバルホールでの読響との、生気に満ち満ちた凄まじいまでの英雄交響曲を聴いてしまった。やはり炎のコバケンは健在だった。では、大阪フィルとの演奏のつまらなさ、はなんだったんだろう。

 

 20201016_大阪フィル542回