2020年7月9日 日本センチュリー交響楽団 第247回定期
ザ・シンフォニーホール
1階L列 (定期会員席からの振り替え)
指揮 : 秋山和慶
チェロ : 佐藤晴真
ウェーバー :歌劇『オベロン』序曲
ショスタコーヴィチ :チェロ協奏曲 第2番 ト長調
―― アンコール カタロニア民謡《鳥の歌》
メンデルスゾーン :交響曲第3番 『スコットランド』
4か月ぶりのコンサートは、日本センチュリーの魅力を堪能できるプログラム。金管群のコントロールされた音量、柔らかな木管群と弦とのバランスの見事なこと。やはり日本センチュリーは抜群に上手い! バルコニー席にお座りの耳の肥えた友人のブログ記事によると、ウェーバーでブラスが大きくて弦をかき消してしまってた、とのこと。私の席(1階L列)では完璧に聴こえたのだとすれば、やはりホールの持つ特性を認識したうえで、ホール中央位置で最良の響きとなるように調整された演奏だったということか。日本センチュリーの高機能オケの本領発揮、というところなのだろう。
演奏会開始にあたり事務局から “曲目変更のお詫び” のアナウンスがあってもピンとこなかったけど、あとでその友人からメールで教えてもらったところでは、後プロがチャイコフスキーの4番から変更された、とのこと。お金払ってまで聴きに行きたいとは思わない最右翼からスコットランドへの変更とは、まったくラッキーの一言、知らないまま演奏会に臨んで良かったぁ。それにしても、パンフレットの曲目紹介も差し替えされていたし、ホール入り口では新しいチラシのカラーコピーが配布されていたりと、事務局も大変な手間を要した御様子。パンフレット記載の定期会員一覧からなぜか自分の名前が消えていたのはご愛敬。
ただし(最後に辛口…ですよ)、そのスコットランドの演奏は特段に刺激的でもロマン派としての魅力を垣間見せることもなく、淡々として凡庸で退屈だった。ソロ・アンコールの鳥の歌、よかったなあ。冒頭のピアノ伴奏での右手のトリルのところ、ぞくっときました。
《閑話休題》
本ブログをご覧の皆様へー
コンサート中止・延期となった4ヶ月もの間、勤務先の社員全員にリモートワークを命じた上で、オフィスで1人、仕事をしながら朝から夜遅くまでアクティブスピーカー音量マックスでクラシック音楽(ほぼ、ワーグナーの楽劇ばかり)を聴き続けていましたが《笑》、いよいよコンサート鑑賞の再開です。
3月27日以降、ブログ記事を全くアップしないにもかかわらず、時に100を超えるページ閲覧をいただく日もあり、大変恐縮です。ブログタイトル通り、気ままに (でも、聴いた演奏会は漏れなく) やってまいりますので、どうかご贔屓にお願いいたします。
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