2020119日 京都市交響楽団 第641回定期演奏会 2日目

 

京都コンサートホール

2P 627

 

指揮            : ジョン・アクセルロッド

フルート        : アンドレアス・ブラフ

 

ベートーヴェン  :『アテネの廃墟』序曲

バーンスタイン  :『ハリル』独奏FLと弦楽オーケストラ・打楽器のためのノクターン

  ― アンコール  ドビュッシー :シリンクス

ショスタコーヴィチ: 交響曲第7番 ハ長調『レニングラード』

 

昨日の3階バルコニー席からポデュウム(P席)に場所を移しての2日目。席はチケット購入時の狙い通りHr4本、Tr3本、Tb3本のブラス別動隊(バンダ)がちょうど頭上に位置していて、爆音に身を浸すには最高の席位置。

 

レニングラードの印象は初日とおなじ。アクセルロッドのアプローチは過度な音楽の緊張感を求めることを避けながら、オーケストラ全体のハーモニーと音色の統一に徹した演奏。頭上のバンダも見事にステージ上のオーケストラ本体と音楽的に同期していた。でも、それじゃブラスパートの半分を切り取ってパイプオルガン横に置いたようなもので『この作品が求めるブラス別動隊ではないんじゃないのかなぁ』などと思いながら、まとまりの良い終楽章を聴いていた。

 

昨日は3階席後方からエンディングの余韻をかき消すようなブラボーがかかっていたけど、この日は私のいるポデュウム席から、またもやフライングぎみの盛大なブラボーの声にびっくり。

 

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