2020118日 京都市交響楽団 第641回定期演奏会 1日目

 

京都コンサートホール

3LD12

 

指揮            : ジョン・アクセルロッド

フルート        : アンドレアス・ブラフ

 

ベートーヴェン  :『アテネの廃墟』序曲

バーンスタイン  :『ハリル』独奏FLと弦楽オーケストラ・打楽器のためのノクターン

  ― アンコール  ドビュッシー :シリンクス

ショスタコーヴィチ: 交響曲第7番 ハ長調『レニングラード』

 

ちょうど1年前の関西シティーフィルの好演が記憶に新しい中、この週末を大阪で過ごすことになったので、“レニングラード”の正常な精神状態ではいられなくなるような音楽の渦に浸りたい、そんなマゾ的な期待をもって京響定期を2日続けて聴くことにした。

 

その“レニングラード”の演奏は、よく言えば〝純器楽的アプローチ”というのだろうか、破壊的な展開をあえて避けたかのような、まったく疲労感を覚えない演奏。第3楽章の木管によるコラールの後、ヴァイオリンの喉を掻きむしるような痛切な祈りのメロディーは、自分にとって最も聴きどころなのだけど、アクセルロッドの指揮は楽譜指定通りのフォルティシモ止まり。ここは渾身の最強奏であってほしい。“レニングラード”といえば、これまでの実演体験やメディア音源を聴いてきた中で、井上道義が首席指揮者だった大阪フィルとの2016年11月定期での暖かみを徹底的に排した冷酷で壮絶な演奏に止めを打つ。やはりショスタコーヴィチなら井上道義(井上道義といえば、ショスタコーヴィチ)ということか。

 

前プロ2曲は、たぶんどこかで実演を聴いたはずなのに一向に思い出せない。ブログ記事内検索をかけてもヒットしないので、この5年ほどのうちではないようだ。5分ほどの序曲はベートーヴェン・イヤーということで取って付けたようだし、ゲンダイオンガクの“ハリル”はいつもブログ記事で書いている通り、なんだかワカラナイのでパス。

 
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