202019日  ウィーン・リング・アンサンブル いずみホール

 

いずみホール

1Q3

 

ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)

ダニエル・フロシャウアー(ヴァイオリン)

ハインリヒ・コル(ヴィオラ)

ロベルト・ナジ(チェロ)

ミヒャエル・ブラデラー(コントラバス)

カール=ハインツ・シュッツ(フルート)

ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)

アレックス・ラドシュテッター(クラリネット)

ロナルド・ヤネシッツ(ホルン)

 

J.シュトラウス       :オペレッタ『ジプシー男爵』序曲

ヨーゼフ・シュトラウス  :ワルツ「うわごと」                  

J.シュトラウス       :ジプシー・ギャロップ

J.シュトラウス       :エジプト行進曲

C.M.ツィーラー         :「ウィーン娘」

ヨーゼフ・シュトラウス  :ジョッキー・ポルカ

ベートーヴェンメドレー (生誕250年記念)

J.シュトラウス       :ワルツ「酒・女・歌」

C.M.ツィーラー         :ぶどう畑のギャロップ

J.シュトラウス       :謝肉祭のための大カドリーユ

J.ライナー             :ワルツ「求婚者たち」

ヨーゼフ・シュトラウス  :スポーツ・ポルカ

 

 ―― アンコール ――

  ヨーゼフ・シュトラウス     :おしゃべりな可愛い口

J.シュトラウス           :ワルツ「美しき青きドナウ」

J.シュトラウス           :ラテツキー行進曲

 

一昨年からANAが羽田・ウィーンの直行便を飛ばしているので、以前ほどではなくなっただろうにせよ、恐らく3日早朝に羽田に到着した翌4日からツアーを開始するという、いつもながらのハードスケジュールの日本ツアー。

 

例年と違ってちょっとだけ違和感を覚えたのは、特に編曲ものやギャロップといったワルツ以外でライナー・キュッヒルのヴァイオリンが、特に4人の管楽器奏者との間で細かいニュアンスの不揃いと言うか、なんとなくしっくりいってないこと。もともと個性の強いライナー・キュッヒルが際立っているのがこの団体のいい意味での特徴だけど、ウィーンフィルのコンサートマスターを退いてから時間が経っていることが理由なのだろうか。

 

それでもやっぱり、この団体の演奏するウィンナ・ワルツは、ほんと素敵。ヴァイオリン2丁とヴィオラ、ダブルベースの4人で演奏されたJ.ライナーの“求婚者たち”が一番よかったな。

 

 20200109_ウィーンリングアンサンブル_1

20200109_ウィーンリングアンサンブル_2