202018日 京都大学交響楽団 第206期定期演奏会 ザ・シンフォニーホール

 

ザ・シンフォニーホール

1I8

 

指揮    :尾高忠明

京都大学交響楽団

 

芥川也寸志              :交響管弦楽のための音楽

ボロディン              :オペラ『イーゴリ公』より“だったん人の踊り”

チャイコフスキー       :交響曲第6番『悲愴』

 

いやはや、参りました。クラシック音楽を聴き始めて50年近くもなると、チャイコフスキーのシンフォニーは食傷気味状態などとっくに通り越してしまっていて、よほどのことでもないと演奏会に足を運びたいとは思わない。それでもたまに聴くプロ・オケの演奏は、大概に慣れ切ったルーティン演奏で、ますます辟易としてしまう。それが、学生オケの京大交響楽団の演奏にこんなにも心震わされるなんて! 悲愴交響曲で感動したのって、いつ以来?もしかしたら生まれて初めての体験かも。

 

演奏会開始早々は、自席のI8番からちょうどヴァイオリン後方プルトが正面に見えることで、失礼ながらも耳をそばだてて“実力診断”をするかのように演奏する姿を眺めてました(まったく失礼なクラオタオヤジですね)。ところが、悲愴の第1楽章展開部突入の直前、クラリネットソロ冒頭のリスク覚悟のpppで完全に魅了され、それからはただただ演奏に聴きいっておりました。全団員が徹頭徹尾、妥協無しで真剣に演奏をする姿は、その若さがなんとも羨ましく、また愛おしくもある、そんな心が熱くなる演奏会でした。

 
20200108_京大オケ

20200108_京大オケ_1