20194月19日 トヨタ・マスター・プレーヤーズ・ウィーン・プレミアム・コンサート

 

大阪ザ・シンフォニーホール

120

 

トヨタ・マスター・プレーヤーズ・ウィーン

クラリネット    :グラルド・パッヒンガー

ヴィオラ        :エルマー・ランダラー

 

シューベルト                    :交響曲第5番 変ロ長調D485

ブルッフ                        :クラリネットとヴィオラのための協奏曲 ホ短調

=休憩

ヨハン・シュトラウスⅡ          :オペレッタ『ヴェネツィアの一夜』序曲

ランナー                        :ワルツ『ロマンティックな人々』

ヨーゼフ・シュトラウス          :ポルカ・マズルカ『遠方から』

ヨハン・シュトラウスⅡ          :宝石のワルツ

ヨハン・シュトラウスⅡ          :ポルカ・シュネル『急行列車』

ヨハン・シュトラウスⅡ          :入江のワルツ

  - アンコール

エドゥアルト・シュトラウスⅠ    :ポルカ・シュネル『テープは切られた』

ヨーゼフ・シュトラウス          :ポルカ・シュネル『短いことづて』

 

今年のトヨタ・マスター・プレーヤーズ・ウィーンは、後プロが本場のポルカとワルツ。しかも大好きな『ヴェネツィアの一夜』の序曲と“入江のワルツ”が聴ける、なんとも魅力的なプログラム。これはもう、期待しないわけにはいかない。席は、コンマスのフォルクハルト・シュトイデやドリアン・ジョジなどなど、珠玉の面々を間近にすることができるステージ前のC20番を選択。

 

演奏は、もちろんのこと最高の一言。奏者全員、シュトイデが弾きだすのを聞いて、ほんの一瞬後に音を出すその絶妙な間の見事さ、ワルツのリズムを刻むセカンド・ヴァイオリンやヴィオラ奏者のなんとも楽し気な様子、ブルッフでのソリストの息づかいなど、C20番は正解だった。アンコールの後、ステージ前に全員が一列に並んだ時、ウィンナ・ホルンを小脇に抱えたロナルド・ヤネツェックを見て、ミーハー的に感激してしまった。

 

トヨタマスターズプレーヤー_20190419