201916日 3大協奏曲 ~次世代を担う未来の巨匠たち~ ザ・シンフォニーホール

 

ザ・シンフォニーホール

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指揮           : 山下 一史

オーケストラ    : 日本センチュリー交響楽団

ヴァイオリン    : 川久保 賜紀

チェロ         : 横坂 源

ピアノ         : 関本 昌平

 

ハイドン               : チェロ協奏曲 第1番 ハ長調

チャイコフスキー       : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

ラフマニノフ           : ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調

 

ソリストは3人とも既に30代なわけで、今更に“~次世代を担う未来の巨匠たち~”とは思えないけど、まあ、正月休み中のクラシック演奏会として集客効果はあったのだろう。ほぼ完売のようで、また普段のオーケストラコンサートと違って、小さな子供を連れたお母さんやら中高校生も多く、ホールは華やいだ雰囲気。私と同じLD最前列に座った小学生(12年生かな)、ほんといいお行事で2時間の演奏会を聴いていた。成人してもクラシック音楽好きでいてもらいたいものです。

 

演奏は、残念ながら前半と後半でクオリティーに差がついたかな。ラフマニノフを弾いたピアニストは、この曲をまだ自身のレパートリーとはしていないのではないか。冒頭、鐘を模した和音の重み・深みの無さに加えて、オーケストラがバタついたこともあり、出だしからラフマニノフの音楽を聴くことのできないまま。特に緩徐部分でのロマンティックなメロディーの処理にもっと神経がいきわたっていたら、と思う。それに対しヴァイオリン・コンチェルトの痛快なこと。奔放に歌うソロ・ヴァイオリンに指揮者が真剣勝負で食らいつく、まさにコンチェルトを聴く醍醐味を味わった。

 

ところで・・・・実演に接した演奏会の感想をブログ記録に書きとめておくことの意義を痛感。ブログ管理画面で、今回のソリスト名をワード検索すると、川久保賜紀のヴァイオリンをこの3年で2度ほど、聴いていた。昨年の広響福山定期でベートーベンのコンチェルトを、そしてなんと今年の5月の大阪フィル・ソアレコンサートVol.11でこの日と同じチャイコフスキーのコンチェルト。そのソアレコンサートのブログ記事を読み返してみると、こんなことを書いている。

 

~~当夜のチャイコフスキーの演奏、どうにも私の趣味に合わない。一貫して遅めのテンポで、溶けた粗目砂糖にまみれたスイーツのような印象の演奏が延々と続く第1楽章には、ちょっと辟易。~~

 

そう、たしかに今年5月に同じザ・シンフォニーホールで聴いた演奏は、この記事の通りだった(今でもはっきり覚えている)。それに比べこの日の演奏の痛快なこと。指揮者との相性だろうか、とにかくこの日の演奏は、のりにのっていた。

 

 
3大協奏曲_20190106