っy2018年11月27日 大阪フィルハーモニー第523回定期演奏会 1日目
フェスティバルホール
定期会員席
指揮 : 小泉 和裕
モーツァルト : 歌劇『魔笛』序曲
ヒンデミット : 交響曲『画家マティス』
シューマン : 交響曲第2番 ハ長調
一見、奇抜に思える『画家マティス』とシューマンの2番の取り合わせ。実際に休憩を挟んで両曲を聴くと、弦楽合奏が折り重なっていくところだったり、ブラスのコラールだったりと、意外なことにその響きの先に共通性を感じさせられる。なにより、どちらの曲もセクションバランスが完璧にコントロールできるかで演奏の成否が決まる、指揮者の手腕が試されるとても厄介な作品ではないだろうか。
これまで小泉和裕といえば、たとえば9月に豊中で聴いた日本センチュリーとのブラームス第4交響曲のように、少々ぶっきら棒で面白みに欠ける演奏ばかりを聴いてきた…というイメージの刷り込みがある。でも、今日でそんな認識を改めます。どんなマジックで『画家マティス』を、そしてシューマンの2番をこうも魅力的に聴かせてくれたのか、是非知りたい・・・指揮者小泉和裕の音楽をもっと聴いてみたい、ということで今日(第2日目)も都合をつけて聴きに行くことにしました。
そうそう、躊躇していた日本センチュリーのシンフォニー定期会員継続を、申し込み葉書を本日投函しました。小泉和裕が242回定期(2020年1月)でシューマンの第1番を振ることが最後に私の背中を押しましたね。
コメント
コメント一覧 (2)
センチュリーでヒンデミットシリーズをやっていたことがありましたが、どれも一級品でしたね。ご指摘のように、小泉さんの声部の捌き方が、こうした作品にハマるのかもしれません。
来期のセンチュリー定期でのシューマン1番、今から楽しみです。