2018720日 大阪フィルハーモニー ベートーベン交響曲全曲演奏会 第3

 

フェスティバルホール

3階席1列目

 

ベートーベン

交響曲第6番 へ長調 作品68 『田園』

交響曲第5番 ハ長調 作品67 『運命』

 

指揮            : 尾高 忠明

 

尾高忠明の音楽監督就任とともに始まったベートーベン交響曲全曲演奏会の第3夜。性格の全く異なる作品番号が連続した二つのシンフォニーを、初演時のように連続して聴くことの出来る、ありそうでなかなかない貴重な機会。

 

演奏は、第1番、第2番が演奏された5月の第1夜で抱いた印象と共通したもの。両曲とも弦16型で、かつての大フィルを懐古するかのような演奏。一昔まえに潮流となった、猫も杓子も…といった感が無きにしも非ずのピリオド奏法などには背を向けた、重厚長大な演奏こそ、重心の低い大阪フィルに相応しい。フェスティバルホール音響最良席である3階最前列で聴く“大フィルサウンド”を大いに楽しんだ。

 

休憩後の第5番シンフォニーの第1楽章のあまりに厳しい音楽の迫力に圧倒され、思わず涙してしまった。“わっ、これは凄い演奏になる”と思ったのだけど…第2楽章の異質で無神経なトランペットにより“名演”への期待は一気に萎んでしまった。う~ん…。でも終楽章のアッチェレランドで、最後は興奮の坩堝。

 

日本センチュリーの定期と被ってしまった11月の第4夜(第7番、第8番)は見送りの予定。轟々としたベースに支えられた大フィルサウンドを聴きそびれてしまうのは惜しいな。

 
大阪フィル_ベートーベン_第3回_20180720