2017年9月28日 ザ・シンフォニーホール・ストリング・クインテット Vol.2
大阪ザ・シンフォニーホール
1階1列目
マルティヌー : 3つのマドリガル H.313
メンデルソーン : 弦楽のための交響曲 第1番 ハ長調
M・ハイドン : ディベルティメントMH27 ハ長調
ブリテン : シンプル・シンフォニー 作品4
-- アンコール ボッケリーニ:弦楽5重奏曲 ホ長調“メヌエット”
クインテットメンバー
1stVn 田野倉 雅秋 大阪フィル首席コンマス
2ndVn 岡本 伸一郎 大阪交響楽団アソシエイトコンマス
Va 木下 雄介 大阪フィル首席奏者
Vc 北口 大輔 日本センチュリー首席奏者
Cb 村田 和幸 日本センチュリー首席奏者
メンバー5名の内、1stVn田野倉とVa木下にとって、一昨日、昨日と所属する大阪フィルの定期で未完成とグレートシンフォニーをそれぞれコンマス、トップ奏者として弾ききった後にもかかわらずの演奏会。とはいっても、なるほど、これならこなせるか、といったプログラミング。マルティヌーはその両名のデュオ曲なので、定期の合間を縫って合わせられるし、ミヒャイル・ハイドンのディベルティメントは今週演奏会のない他2オケ所属3名によるトリオ演奏(Vn+Vc+Cb)なので、あわせる機会は余裕を持て得られたはず。つまり5名全員で演奏するメンデルスゾーンとブリテンを当日昼間にあわせてしまえばよい。ホール付きのクインテットとして本番と同じステージを使用できたとすれば、在阪プロオケの主席奏者5名なので、こまかな調整も含めて完璧にこなせたことだろう。
前回のVol.1の会場先行販売で購入したステージ最前列中央席は、この団体の演奏会に限って言えば選択ミス。できる限り聴衆の近くで、との思いはありがたいが、ステージ際まで寄ってきて演奏するので、メンデルスゾーンとブリテンの5重奏は真正面のVcとCbの音がVn2丁の音より2倍近く大きく聞える。とくにメンデルスゾーンは曲の大部分をVcとCbがオクターブで弾くので、なおさらだった。会場での先行販売された来年3月のVol.3のチケットを購入してしまった。ちょっとだけ反省が効いてC列。改めて思えば、いつもオーケストラを聴くときのL、M列下手あたりにしておけばよかったかもしれない。
それにしても、ザ・シンフォニーホールの音は“すばらしい”の一言。私の中では、“日本一”だ。
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