2017910日 レ・ミゼラブル フェスティバルホール 91017時公演

 

大阪フェスティバル・ホール

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レ・ミゼラブルの生舞台は、これまでわずか2回。1989年に帝劇で日本語版(鹿賀丈史と滝田栄のどちらがジャン・バルジャンだったか覚えていないけど、マリウスを野口五郎、テナルディエ夫婦を齋藤晴彦・松金よね子が演じていたことは鮮明に記憶している)、そしてその10年後にアメリカSC州グリーンビルでの地方巡業公演。つまり実演回数では熱狂的なレミゼ・ファンには遠く及ばないけれど、この数年に限って言えばかなり“入れ込んで”いる。特にメディア化されている25周年記念公演の映像は通算30回以上は観ていて、それこそオリジナル歌詞とメロディーに関しては、完全に聞き覚えてしまった。もし、週末の下りのぞみ自由席でこの映像をiPadで観てる人を見かけたら、それはきっと私です。

 

新演出になって2度目の今年の大阪公演への入れ込み様は相当なもの。事前に入会費を払って梅田芸術劇場のネット会員になり、会員優先の先行抽選申込開始時刻ドンピシャに申込をかけて、どうにか第4希望日の、でも1階席ボックス後ろの中央2席(妻と私)確保することが出来た。(大阪フィルの定期会員席の2列後ろだ!)。ちなみにどうにも我慢できず1418時公演の3階最安席もチケット・ピアで買ってしまっている。木曜日だけど意地でも仕事を切り上げてフェスに駆けつける心構えと覚悟は出来ています。ということで、25周年記念公演限定マニアとしてのオタク的目線での鑑賞録は14日公演に取っておくとして、まずは人生3度目の待望のレミゼについての感想は、というと・・・はい、泣いてしまいました。

 

開演前にピットを覗いて“う~ん、この程度のオケ編成なの?”とか、開始早々から“やっぱ日本語訳は無理があるわぁ”とか、“そこ、もっとルバートかけてよぉ!”などと、些か斜に構えて観始めたものの、やはりというべきか“RED and BLACK”から“ONE DAY MORE”にかけての息をつかせぬ疾走感と圧倒的なパワーに完全に涙腺を緩めてしまった。こうなるともう御託抜きですね。30分の休憩を挟んでの後半は、登場人物すべてが愛おしいまでに思えてしまい、やはりというべきかFinale Do you hear the people sing?のメロディーをカンパニーが静かに歌いだすところで、またも涙腺が崩壊してしまった。ああぁ、レミゼはいい。最高のミュージカルです。木曜日にまた彼らに会いに行きます。

 
レミゼラブル_2017年9月10日_17時公演


レミゼラブル_2017年9月10日_17時公演_メンバー表