2015年12月16日 大阪フィルハーモニー 第494回定期演奏会 1日目
フェスティバルホール
1階中央ブロック 中央 定期会員席
リヒャルト・シュトラウス:バレエ組曲「ホイップ・クリーム」より“ワルツ”
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「死と変容」
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
指揮:アレクサンダー・リープラヒ
ピアノ:ゲルハルト・オピッツ
自分のための鑑賞記録としてまず記しておくと、前半のリヒャルト・シュトラウス2曲はどちらもまったく聴いていない。連日の会議と会食続きで睡眠不足の上に、ぎりぎりまでオフィスで仕事をしてから会場に向かったので、前半は“いびき”をかかないことだけを願いながら、開きなおって覚悟の寝落ちとなった。休憩時間にいつものグラスワインをやめコーヒーを飲んでからブラームスのピアノ協奏曲第2番を聴く。
中庸なテンポ設定で繰り広げられる重厚なピアノと管弦楽の響きが素晴らしい。リープラヒさんは16型の弦楽アンサンブルを無理にピアノに張りあわせることなく、柔らかくも深みを持たせて鳴らす。印象としてはザンデルリンク・ベルリンSOのシンフォニーのような響き。オピッツさんは激しすぎることのない打鍵と行き過ぎないリリシズムもあり、特に第三楽章のチェロソロとの場面の素敵なこと。
今日の第2日目を楽しみにしたい。
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