20151121日 読売日本交響楽団 第12回大阪定期演奏会 


ザ・シンフォニーホール

2階 LD


シベリウス:交響詩 [フィンランディア] 

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2

     ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女  -アンコール

シベリウス:交響曲第2番 ニ長調

     シベリウス:悲しきワルツ    - アンコール


 指 揮     : オスモ・ヴァンスカ

ピアノ     : リーズ・ドゥ・ラ・サール

 

読響の強靭なまでの合奏力を堪能した一夜でした。コンマスの日下紗矢加さんとフォワシュピーラーに座った一昨年まで大阪フィルコンマスだった長原幸太さんが弦セクション全員を統率しているのが、まじかのLD席から見ていて大変良くわかる。またブラスセクションは1,704名定員の比較的小さな空間に向かって臆することなく鳴らしまくる。一方で真に感嘆したことは、静かな曲想において例えば2nd Flが絶妙の音量とニュアンスで1stを引き立てるといった木管のアンサンブル力で、在阪オーケストラでは聴けない楽音でした。


オスモ・ヴァンスカさんはラフマニノフのコンチェルトでも16型編成のまま豪快なまでにオーケストラを鳴らしまくり、ピアニストもリリシズムとは無縁な、時に強烈なまでの打鍵で対峙する、私のラフマニノフの2のイメージとは正反対の演奏。でも、とても爽快で実に面白かった。実はこの曲、ちょっと苦手で全曲集中して聴き通すことがなかなかできないのです。 一方でアンコールの亜麻色の乙女は、真逆に柔らかなタッチに終始した演奏で、特にエンディングの微弱音に至るまでの音量の絶妙なコントロールは驚嘆の一言。


ところでヴァンスカさんのシベリウス交響曲はラハティSOとのBIS全集をかつてよく聴いたものだけど、今夜のようなオケの機能を前面に出すのではなく豪快さより精緻なアンサンブルを追及する演奏だったように記憶している。時とともに解釈が変わるのか、それとも振るオーケストラにもよるのか、大変興味深い。自宅に戻るのは再来週になるけど、改めてCDを聞き直してみることにしようと思う。


NHK交響楽団とならぶトップの実力を持つ読売日本交響楽団の大阪定期は毎回の完売公演で、今期は妻を誘って聴きに行くつもりで年間チケットを2席分(といっても年3回ほどだけど)購入している。フィスティバルホールに移行しての来期の年間チケット予約開始が翌日で、殺人的な人波にもまれた京都紅葉観光の合間にチケットセンターに電話をして、なんとか良席を確保できた。来期は3公演とも木曜日なので週末大阪不在の私としてありがたい。


読売12回大阪定期