2015年10月29日 大阪フィルハーモニー交響楽団 Enjoyオーケストラ part 1
ザ・シンフォニーホール
2階中央ブロック 1列目
J .シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ
ベートーベン:交響曲第5番 第1楽章
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
吉松隆:「鳥たちの時代」より第1楽章“Sky”
ラベル:ボレロ
ルロイ・アンダーソン:舞踏会の美女 – アンコール
指揮:大友 直人
普段あまりクラシック音楽を聴く機会の少ない人たちを対象とした大変すばらしい企画で、大阪市主催により入場料も1,500円(高校生以下は800円)と大変廉価にもかかわらず、二階席は4列目以降が空席なのは大変残念。高校生以下であればオーケストラの中に入って演奏を聴くことができる定番企画で、今年の対象曲を「鳥たちの時代」にしたのは秀逸。もし許されるなら私もオーケストラの中心あたりに座って耳をそばだてて聴きたかった。
ところで、演奏は主要メンバーを欠いた複数パートがオケ全体の合奏レベルを落としてしまっている。定期演奏会のような真剣さは全くなくベートーベンとブラームスはとにかく合わせているだけ。ボレロでは特に合奏力の弱さが露呈してしまう。1st Trbはあまり品を感じられないソロを吹き終わったあと、気持ちが大きくなったのかコーダ直前のユニゾンでは他(Tr. 1st Vn)と合わせる気もなくソロの時以上に品なくバリバリ吹くものだから曲終盤を粗雑にしてしまった。
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