あーと屋のほぼ大阪クラシック演奏会気まま日記


20151113日 日本センチュリー交響楽団 第205回定期 1日目

 


大阪ザ・シンフォニーホール

1階中央右ブロック

 


シューベルト:交響曲第8番 ハ長調 『グレート』 =後半のみ

 


指揮:レオン・フライシャー

 


堺オフィスで午後から仕事が予定されていたのでチケットを事前購入せずにいたけれど、うまく仕事が切りあがったので、今期から始まった“あと割1,500円”を利用してプログラム後半を聴きにザ・シンフォニーホールへ向かう。いつものこと6割程度の入りなので、前回204回定期とほぼ同じ1階中央右ブロックの席を購入することができた。

 


シューベルトの交響曲第8番は学生時代にベーム・ベルリンフィルのLPで出会って以来、才能の乏しい指揮者・下手な演奏のために“天国的な長さ”がとても退屈なだけだったり、近年(流行?)のノリントンのようなハイテンポで幸福感をどこかに置き去りにしたような演奏など、なかなか自分にとって満足のいく演奏に出会うことの少ない曲なのだけれど、今日は期待通りの(期待以上の、かな)演奏でした。ソステヌートの1楽章の序奏を聴いたときから“そう、私は今日この音楽を聴きに来たのだ”と思ったのだけれど、その思いは60分間、一時も途切れることははなった。レオン・フライシャーさんは終始、旋律をゆったりとしたテンポでオーケストラをゆたやかに歌わせた。金管の好演により特に後半2楽章が素晴らしい。

 


今夜は前204回定期のようにエキストラをかき集めて演奏の質を落とすようなことなく、正団員中心の82管編成でアンサンブルも大変安定・充実。1st Fl不在故にN響首席の甲斐雅之さんをエキストラに迎えていた。私の席からは見えなかったけど、帰宅後パンフレットをみると昨年までこのオケに在籍し、今はN響メンバ―の木川博史さんも吹いていたようですね。

 


“あと割”の私はブースでチケット購入後、前半の演奏が終わるのを待ってから会場入り。前半の演奏時間が長くシューベルトの演奏が始まったのが815分、そして終演は915分。指揮者とオーケストラにそのまま拍手を送り続けたかったけど、フライシャーさんが最初に下手に下がったタイミングで会場を後にし、速足で福島駅から梅田経由で新大阪に向かう。いつもの2142分発のぞみにギリギリで間に合った。


センチュリー205


201511月4日 メットライブビューイング 

ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』

 


なんばパークスシネマ

 


ヴェルディ: イル・トロヴァトーレ 上演日2015103

                            指揮:マルコ・アルミリアート

                            演出:デイヴィット・アクヴィガー

                           

全国主要都市に限られたライブビューイングの会場の中でも、勤務先オフィスから10分で駆け付けられる難波の“なんばパークスシネマ”は上映開始が18:30なので大変ありがたい。仕事の調整をつけネットで事前購入したチケットをもって会場に入ったときは、ちょうどホヴォロストフスキーのルーナ伯爵が回り舞台に乗って下手から登場するところ。脳腫瘍からカムバックを祝福する客席からの歓声を受けて、演奏が一度中断し舞台もまた回転を一瞬止めるシーンだった。

 


イタリアオペラ、とくにヴェルディはどうにも“自分の感性にあまりそぐわない”音楽なのだけれど、それでも舞台が進むにつれ引き込まれてしまう。ネトレプコの特に第4幕での歌と演技は、まさに当代一流のソプラノ歌手面目躍如だったし、マンリーコ役のヨンフン・リーは東洋人(韓国)なのだけれど、なぜか役どころにぴったりの顔つきで声の張りも申し分なし。

 


いつもメットライブビューイングを見ると思うのだけれど、会場で生の演奏を見ている観客が本当にうらやましくなる。いつか本場メトロポリタンオペラをニューヨークで見てみたい。

 


ところで入場の際にいつものタイムスケジュールと一緒にネトレプコ来日ソロ公演(愛知芸術劇場)のチラシを手渡された。東京フィルがバックを務め、テノール歌手が協演するにしても、S席の金額 38,000円はすごいなあ。


20151030日 関西フィルハーモニー管弦楽団 第269回定期演奏会

 


大阪ザ・シンフォニーホール

P(オルガン)席

 


シベリウス:交響曲第6番 ニ短調

吉松 隆:ドーリアン 作品9

吉松 隆:サクソフォン協奏曲「サイバーバード」作品59

アンコール曲 ―不明

 


素晴らしい演奏会でした。ハイシーズンの10月定期演奏会に、有名曲で観客に媚びることなく定期演奏会でこそ聴かれる価値のある選曲をした事務局と藤岡幸夫さんに感謝するとともに、ドーリアンのような超難曲も含め全3曲を演奏しきった関西フィルに改めて拍手を送りたい。大阪フィルがフェスティバルホールでマーラー3番、7番やショスタコーヴィチ7番などを定期演目に置いているなか、他在阪オケは本日のような演奏会を聴かせてくれてこそ存在意義を示せるはず。

 


前半のシベリウスは弦の数を減らしてアンサンブルの精度を高め、透明感を求めたほうがよかったかもしれない。でもそんな不満げたことは、後半2曲で吹っ飛んじゃった。いつもはパンフレットの曲目解説に目を通すとこはないけど、ドーリアンについては、事前に作曲者ご本人記述の次の一文が聴くうえで大変役立った。

「曲は、変拍子現代音楽の元祖ストラビンスキーの〈春の祭典〉に始まり、プログレッシブ・ロック(EL&Pやイエス)やビックバンド・ジャズに進化変貌したあと、後半は能登の御陣乗太鼓からバリ島のケチャまでが絡むリズムの饗宴になり、それに前衛音楽風のランダムなサウンドが重なり、最後はシベリウス風〈ドーリア旋法の〉大コーラルで終わる」=パンフレットより転記= 

20分ほどの曲はまさのこの解説の通り展開していくのだけど、オルガン席からまじかに見た藤岡幸夫さんの指揮の巧みさと事故なく演奏しきったオーケストラに心の中でブラボーと叫んだ。

 


吉松隆さんは山下和仁さんソロのギター協奏曲『天馬効果』を通じて、“いろいろな楽器の協奏曲を書いている現代作曲家”程度の認識だったけど、昨夜の『鳥たちの時代』につづき、改めてこの方の偉大さを知った次第。さっそく氏の交響曲CDを購入することにしましょう。

 


ところで終演後にホール出口にアンコール曲目を伝える紙の貼り出しが無い。来期演奏会パンフを配布していたスーツ姿の男性に尋ねたところ『それがぁ、ソリストが勝手に演奏を始めちゃってぇ、我々もわからないんです~っ』との返事が返ってきた。おいおい、本当かなぁ?藤岡さんがソリスト3名の背中を押してアンコールを促していたし、パーカッションの山口多嘉子さんはハンドベルを手に握って袖からでてきていたから、アンコールは事前に予定されていたと思うのだけど。。。

関西フィル269

20151029日 大阪フィルハーモニー交響楽団 Enjoyオーケストラ part 1

 


ザ・シンフォニーホール

2階中央ブロック 1列目

 


J .シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ

ベートーベン:交響曲第5番 第1楽章

ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲

吉松隆:「鳥たちの時代」より第1楽章“Sky”

ラベル:ボレロ

ルロイ・アンダーソン:舞踏会の美女 アンコール

 


指揮:大友 直人

 


普段あまりクラシック音楽を聴く機会の少ない人たちを対象とした大変すばらしい企画で、大阪市主催により入場料も1,500円(高校生以下は800円)と大変廉価にもかかわらず、二階席は4列目以降が空席なのは大変残念。高校生以下であればオーケストラの中に入って演奏を聴くことができる定番企画で、今年の対象曲を「鳥たちの時代」にしたのは秀逸。もし許されるなら私もオーケストラの中心あたりに座って耳をそばだてて聴きたかった。

 


ところで、演奏は主要メンバーを欠いた複数パートがオケ全体の合奏レベルを落としてしまっている。定期演奏会のような真剣さは全くなくベートーベンとブラームスはとにかく合わせているだけ。ボレロでは特に合奏力の弱さが露呈してしまう。1st Trbはあまり品を感じられないソロを吹き終わったあと、気持ちが大きくなったのかコーダ直前のユニゾンでは他(Tr. 1st Vn)と合わせる気もなくソロの時以上に品なくバリバリ吹くものだから曲終盤を粗雑にしてしまった。

エンジョイ

20151023日 日本センチュリー交響楽団 第204回定期 1日目

 


大阪ザ・シンフォニーホール

1階中央右ブロック

 


リムスキー=コルサコフ:組曲「見えざる町キテージと聖女フェヴローニャの物語」より1曲、第2曲、第3

ロドリーゴ:アランフェスの協奏曲

フランシスコ・タレガ:アルハンブラ宮殿の思い出  –  アンコール

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47

 


指揮:アラン・ブリバエフ

ギター:村治 奏一

 


今日の演奏会、全く満足できなかった。

若手で世界的人気のミロシュさんの演奏が聴きたくて1階の高額席を購入したのだけれど、体調不良とのことで来日がキャンセルされ代役を村治奏一さんが務めた。村治奏一さんも初めて聴いたのだけど、残念ながらミロシュさん代役としてはあまりに経験と実力不足。早いパッセージでは指が回らない、早いフレット移動箇所では音を飛ばしたままとにかく弾き続けて帳尻を合す、オケと息が合わない等々。。。

 


ショスタコーヴォチは、どうも指揮者の意図がピンとこない。第2楽章で(今まで私が聴いてきたどの演奏よりもどぎつく)テンポを変化さえてこの曲の持つ諧謔性の裏側にある冷たい感情をうまく表現して見せたのに、前後の楽章があまりにも淡泊なのはなぜなのだろう。またオーケストラもかなり雑なアンサンブルで、特にホルンとトランペットはアマチュアとさほど変わらない。そして最後の最後、どどめの一撃でバスドラムとティンバニがずれてしまう。実力の乏しいエキストラを大勢加えて大曲を演奏するのではなく、ハイドンマラソンのような有りようこそ、このオーケストラの存在意義なのだろうに。

 


閑話休題

10代から20代の10年間に尺八とラシックギターにかなり真剣に打ち込んでいた。その体験から ギターは不完全な楽器で、アンサンブルには全く不向きであるといまでも思っている。当時、プロのギター弾きですら、ポジション移動時に指で弦をこするノイズを ギターらしさと勘違いし、フレット移動や運指の不都合から生ずるを歌心にすり替えていたりすることに大変な違和感を覚えていた。そんな時に彗星のごとく世に現れたのが山下和仁さんだった。

 


氏編曲のベートーベンのVn協奏曲の手塚幸紀指揮、新日本フィルとの初演を新宿厚生年金会館(記憶が曖昧)に聴きにいったり、倉敷の大原美術館で行われたギャラリーコンサートで「展覧会の絵」エンディングの壮絶なラスゲアードでつけ爪が飛んでいくのを目の当たりにしたりと当時から熱烈なファンであり、今でもバッハの無伴奏バルティータの再録は愛聴盤になっている


山下和仁


20151020日 チョン・ミョンフン 東京フィルハーモニー交響楽団

 


サントリホール

2LDブロック

 


ヴェルディ:オペラ「椿姫」から

                            第一幕の前奏曲

                            ヴィオレッタのアリア「ああ、そはかの人か~花から花へ」

                            ジェルモンのアリア「プロバンスの海と陸」

                            ヴィオレッタとジェルモンの二重唱「天使のように清らかな娘」

モーツアルト:ドンジョバンニから二重唱「お手をどうぞ」 ― アンコール

 


マーラー:交響曲第1 番「巨人」

 


指揮:チョン・ミョンフン

東京フィルハーモニー交響楽団

ソプラノ:天羽明恵

バリトン:甲斐栄次郎

 


転職前の東京勤務時代に読響の定期会員だったとき以来、実に15年ぶりにサントリーホールでのオーケストラコンサート。いつも東京出張の際には、なにか聴きに行ける良いコンサートが無いものかとホールのWEBを探すのだけど、思い立ったときには主要オケの演奏会はすでに 全席完売になっているのが常で、今日のようにチケットを確保でき、また無事会議を終え開演までに会場にたどり着けたのは実にありがたい。

 


ホール紹介文によると、世界のビッグアーティストの今に焦点をあて、その音楽を多角的に捉え、披露する「サントリーホール スペシャルステージ」なのだそうで、今年はチョン・ミョンフンさんを迎えて、前日はソウル・フィルと共にブラームスの交響曲第4番をメインに、また明日、明後日はチョン・ミョンフンさんのピアノによるブラームスの室内楽を演奏するといった4日連続演奏会の第2日目となっている。

 


今回の連続演奏会は日韓国交正常化50周年記念とも位置づけられており、昨今の諸事情から特別な雰囲気を多少覚悟していたけれど、会場入りしてみるとそういったものものしさは皆無で少しほっとしたのと同時に、チケット完売とはほど遠く7割程度の入りで少々拍子抜けした。今日の演奏会は東フィルホームページのコンサートカレンダーには記載されていなかったし、特別イベントということでS12,000円は普通の国内オーケストラの演奏会としてはさすがに価格設定が厳しかったみたい。P席、LA席、RA席はほぼ埋まっていたけれど、自席の真ん前のLC席あたりはほとんど空席だったよう。

 


イタリアオペラは生来、嗜好の合わないところがあり、お二人の歌唱についてはブログに記すほどの感想も持ちえないけど、オーケストラ演奏は日頃新国立歌劇場のピットに入って演奏しているオケらしく伴奏が実にうまい。日頃聴いている在阪オケなどには絶対にむりだろうなあ、と思いなら聴いていた。

 


休憩を挟んで、後半のマーラーの第1交響曲では18型4管のフル編成(終楽章コーダのエクストラのトランペットとトロンボーン各1本もホルンの後ろに乗っている。チョン・ミョンフンさんは奇をてらった特異なテンポ設定やリズムの変化をさせることもなく、またオケもほとんどミスのない演奏で、とにかくフルオーケストラのサウンドを十分に楽しんだのだけれど、どうやらかつて20代に熱中したこの曲に、もはや心躍らす年齢ではなくなってしまったようだ。

 


終演後は、一度全員がステージを降りたあとも続く熱心な拍手とブラボーを受けて、チョン・ミョンフンさんがオケメンバー全員!を再度ステージに呼び出して、全員で一礼してやっとで御開きとなった。


チョン_東京フィル




大阪フィル 第492回定期


20151014日 大阪フィルハーモニー交響楽団 第492回定期 2日目

 


フェスティバルホール

2階中央ブロック 4列目

 


小林研一郎:四季への憧憬(パッサカリアより)

モーツアルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K219 「トルコ風」

シベリウス:交響曲第2

 


指揮:小林 研一郎

ヴァイオリン:南紫音

 


今夜のシベリウスの第2番は本当に素晴らしかった。小林研一郎さんの昨夜(初日)と全く同じ音楽表現の要求に対して、今夜はオーケストラのメンバー全員が昨日以上に真剣に応えていたからこその演奏だったように思う。昨日の感想で“陶酔には程遠い”とつい述べてしまったブラスセクションも今夜は、大健闘。どこかにもっていかれるような“陶酔感”にはまだまだのレベルだけど、間違いなく全員、昨日以上に集中して演奏していたはず。

 


週末は大阪にいないことを理由にずっと第一日目の定期会員を続けているけれど、毎度のように二日目の演奏が優れているのは、可能な限りで二日続けて聴きに来る私にしてみれば、好意的に言えば音楽の一期一会を楽しんでいるのだけれど、プロフェショナルとしてはいささか困ったものです。

ヴァイオリン協奏曲の後のアンコールは今夜も無し。


20151013日 大阪フィルハーモニー交響楽団 第492回定期 1日目

 


フェスティバルホール

1階中央ブロック 中央 定期会員席

 


小林研一郎:四季への憧憬(パッサカリアより)

モーツアルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K219 「トルコ風」

シベリウス:交響曲第2

 


指揮:小林 研一郎

ヴァイオリン:南紫音

 


指揮者によってはシンフォニーホールで聴いていると、上手からベースとチェロがズンズン効かせる一方で下手ではヴァイオリンが金切声をあげるように強奏し、大きな音はするけど聴いて疲れる音楽になりがちだったけど、先週のマチネ・シンフォニーの感想ですでに記した通り、井野邉大輔さんのトップ加入とともにヴィオラ・パートが充実したことで弦楽合奏全体も重厚でバランスの良い響きになるとは、ほんとに面白くも不思議なもの。パンフレットの紹介をみると井野邉大輔さんは客演ヴィオラ・トップとして就任とのこと。一定期会員として今後、少なくともすべての定期演奏会ではステージに乗っていただきたいと切に願います。

 


開始のチューニングが終わり拍手と共に登場した小林研一郎さんが、指揮台に上がったとたん客先を振り向き 井上道義さんから「なにか自作の曲を演奏してよ」とリクエストされた”と選曲の経緯にふれたあと、簡単な曲の解説を始めたのには思わず失笑してしまった。正直なところ指揮者の自作自演はバーター(セーゲルスタム)のような印象があり、大変失礼なことながら一曲目は全く興味も期待もしていなかったけれど、実際に曲を聴くと演奏の見事さもあり、今夜のように抜粋ではなく “全曲を通して聴かれるべき作品” だと認識し直した。

 


大阪フィルのブログによると、南紫音さんは先週「第9回ハノーファー国際ヴァイオリンコンクール」で第2位に入賞されたばかりで、今夜のモーツアルトの5番協奏曲はセミファイナルで演奏された曲なのだそう。一音一音が丁寧で、どのフレーズも考え抜かれた素晴らしい演奏でした。演奏後拍手が続いたけど、残念ながらアンコールは無し。

 


ところで小林研一郎さんはいつもながらオーケストラにとって、とても合わせやすい棒を振るのが客席から見ていてよく解る。時に 定期初日はゲネプロと揶揄される大阪フィルだけど、特に今夜のシベリウスの第2楽章や終楽章などはなかなかの聴きごたえ。ただし、ブラスセクションのユニゾンはまだまだいつもの大阪フィルのままで 陶酔には程遠い。


2015107日 大阪フィルハーモニー交響楽団 マチネ・シンフォニー Vol.14


ザ・シンフォニーホール

2階左ブロック 1列目


ベートーベン :エグモント序曲

モーツアルト :ピアノ協奏曲第19番 K459

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

アンコール バッハ:ゴールドベルク変奏曲 アリア (ピーター・ゼルキン)

                            グリーグ:ペールギュント第1組曲「朝」


指揮 :井上道義

ピアノ:ピーター・ゼルキン

コンサートマスター: 文洙


ここ数年で大阪フィルは少しずつであるが着実に良い方向に進んでいるように思う。古参が去り、実力のある奏者が入団するというプロフェショナルな組織に本来あるべき新陳代謝が着実に進んでいるように感じる。今日のトピックはヴィオラセクション。今月からトップとして加入した井野邉大輔さん率いるヴィオラパートが明らかに以前と変わって充実した演奏で、弦楽全体を厚みのある響きに変えていた。いつも弦をなぜているだけにしか見えない古参が後ろに下がっていたのは今日だけなのか、それとも変化の一過程なのか今後に注目したい。


井上道義さんもまた、「エグモント序曲」冒頭から終始、弦楽をマッシブに鳴らす。前半は2nd Vnが上手に位置した対向配置だったこともあり2階席最前列で聴いていると強奏された弦が大きな塊となって向かってくるよう。思うに井上さんはこの演奏スタイルで2曲目としてモーツアルトの、しかも比較的曲想の軽やかな19番ではなくベートーベンの3番のコンチェルトを予定通り演奏したかったのではないかな。


40年ほど前、レコード芸術のグラムフォンの広告をさかんに飾っていたのはルドルフ・ゼルキンで、当時盛んにプロモートされていたアンサンブル・タッシのメシアン「世の終わりのための四重奏曲」のLPよく似た名前のピアニストがいるなぁ、と思った記憶があるけど、まさか息子だったとはつい最近まで知らなかった。ピアノについては、タッチが云々といったことは皆目わからないけど、アンコールのアリアがグールドの81年盤なみに超スローテンポで驚いた。


 14

 


 


 


 


 


 







2015930 日 アンサンブル リベルタ ブラームス室内楽チクルス Vol.1  

 


大阪市西天満

ヒビキ・ミュージック・サロン・リーヴス

 


 


ブラームス:弦楽四重奏曲 1 ハ短調 op51

ブラームス:弦楽五重奏曲 1 ヘ長調 op88

アンコール シューマン:ロマンスとバラードから

 


杉江洋子、長谷川真弓 Vn

金本洋子、永松祐子   Vo

石田聖子 Vc

 


当初、いずみホールにハーゲン弦楽四重奏団のオール・モーツアルト・プログラムを聴きにいくつもりだったのだけど、一昨日のヤナーチェク弦楽四重奏団とモーツアルト「狩」がかぶっているのと、大阪クラシック33公演、第57公演での笑顔でファンになった石田聖子さんが出演ということもあり、予定を変更した。

 


1曲目は各パートの集まりとしての4重音を聴かされている感じで、聴いていていささか苦痛だったし、正直なところ「いずみホールに足を向ければよかったなぁ」と思ったのだけど、不思議なことに2曲目の弦楽五重奏曲ではずっと緊密で有機的なアンサンブルとなり、ブラームスの音楽を楽しむことができた。とても不思議なのだけれど、きっと一つの理由として1st Voで後半に参加された日本センチュリーの永松祐子さんの存在が大きかったのかも。

 


今日は関西エリアのオーケストラメンバーにアンサンブルでそれなりに立派な演奏だったにせよ、改めてヤナーチェクSQのように、メンバー全員が同質の音色で完璧なアンサンブルを聴かせることがいかに大変なことか、そして一昨日の体験がいかに奇跡的なことかと思い知らされた一夜だった。


アンサンブルリベルタ


2015928日 ヤナーチェク弦楽四重奏団演奏会  

 


大阪ザ・フェニクスホール

1階 2列目

 


モーツアルト:   弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調「狩」

ドヴォルザーク: 弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調「アメリカ」

スメタナ:       弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」

アンコール:         赤とんぼ、ドヴォルザーク「糸杉」第2番、第4

 

ミローシュ・ヴァチェック、リヒャルト・クルゼック Vn

ヤン・レズニチェク Vo

ブレティスラフ・ヴィビラル Vc

 


 


音響の大変優れたザ・フェニクスホールで、しかもわずか数メートルの距離で世界トップレベルの弦楽四重奏団の演奏を聴ける幸せ。いままで、それなりに中規模の演奏会場で弦楽四重奏を聴いてきたけれど、今日のような体験をすると弦楽四重奏こそが究極のアンサンブルだとつくづく思わずにはいられない。

 


弦楽四重奏を聴く喜びは、例えば独奏ソナタのようにソリストのテクニックや感性を感じ取ることに面白みを感じたり、例えばピアノトリオで各奏者の個性のぶつかり合いを楽しんだりするのとは異なる。今夜のヤナーチェク弦楽四重奏団は、4人の奏者がみごとなまでに同質の音色で、またどのパートも無理に主張しすぎることなく均衡を保ち続けながら音楽を紡いていく。それに身を委ねていると、なにか一つの意思を持ったとても大きな独奏楽器を聴いているような錯覚を起こしそう。第1曲目「狩」冒頭の1st Vnが抑制を効かせたバランスは最後まで崩れることがなかった。

 


当初、ヤナーチェクの「クロイツェル」か「ないしょの手紙」を後半メインにおいてほしいなあと思っていたけれど、スメタナの「わが生涯より」の実演に接してみると、この曲が冷酷で非情さを秘めた厳しい音楽であり、コンサート終曲にふさわしく、またよく考えられたプログラムだったと気づく。普段スピーカーを通して聴くのはもちろん、大きな器の会場で聴いたとしてもこの曲の恐ろしいまでの凄味には気づかないままだったろうと思う。今後、CDでこの曲を聴きたいとは思わない。

 



2015925日 日本センチュリー交響楽団 第28回いずみ定期 


いずみホール

1階 後方席


ハイドン: 交響曲第77番 変ロ長調

ハイドン: トランペット協奏曲 変ホ長調

ハイドン: 交響曲第14番 イ長調

ハイドン: 交響曲第101番 ニ長調「時計」


             : 飯森規親

トランペット   : 小曲俊之

 

ハイドン、好きです。休憩を挟んで2時間のハイドン尽くしの演奏会をいったい自分は何処ハイドンが好きなんだろうと思いながら聴いていました。文字にすると「俗っぽくない、また優雅過ぎない洒脱さ」といったところでしょうか。不意にメロディーの強拍が小節2拍目、3拍目にズレて置かれてみたり、意外な響きがひょっこりと現れたりと、聞き手が予感する予定調和から絶妙な度合いで外される意外性がそう感じさせるのでしょう。


77番、第14番はどちらも、とても素敵な演奏でした。特にひたすら苦行僧のごとくの役回りをほぼ完ぺきに果たしたホルンが見事。トランペット協奏曲は更に素晴らしい演奏で、ソリストの小曲俊之さんの演奏力の高さに改めて驚きました。特別に輝かしいほどの音色でも、妙にメローな音色でもなく、オーケストラのトップ奏者としてとても安定した響きでホールを満たしていました。


ところで最終曲の第101番は、正直微妙の一言。ホール音響にカモフラージュされていたけど、どうも1st Vnが強奏や早いパッセージになると荒くなるよう。 あれれっと思いつつホール後ろ側の自席からVnの特定プルトばかりを凝視してしまい、どうも音楽が楽しめなかった。


日本センチュリーは今年を飯森新世紀2年目挑戦と称しながら、少なくともシンフォニー定期は名曲コンサートのような演目ばかりで在阪4オケの中で最も保守的にしか思えないけれど、今夜のようにハイドンに徹したいずみ定期はまさにチャレンジングな取り組みだと思う。6月の第27回は1階の左右ブロックに空席が目立ったのにくらべ、今夜は1階席がほぼ満席であったのはハイドン好きとしてもなぜかうれしさを感じた。


日本センチュリー いずみ定期28回





 


 


 


 


 


 







2015918日 大阪フィルハーモニー交響楽団 第491回定期 2日目



フェスティバルホール

2階 中央ブロック 2列目



マーラー:交響曲第3



指揮:大植 英次

アルト;ナタリー・シュトゥッツマン

合唱:大阪フィルハーモニー合唱団/大阪すみよし少年少女合唱団





私はプロオーケストラが同じ曲目を連日演奏する場合、昼間にどの程度の練習をするものなのか全く知らないけど、少なくとも今日の演奏会に先立っては、かなり調整を行ったに違いない。昨日とは大きく異なり、素晴らしい演奏でした。今日のような体験があるからコンサート通いは止められない。終楽章の最後(福山事務局長のプレトーク曰く、終着駅に向かう最後の3分間)で客席のここかしこで涙で鼻をすする音が聞えていたし、御開きのあとのステージ上の握手と笑顔が奏者も納得の演奏だったことを示していた。



大植さんも指揮をしながら今日の演奏会の成功を確信したに違いない。昨日以上にテンポを揺らしながら終楽章で弦合奏を歌わせたが、それは第1楽章のような恣意的な緩急ではなく、感情の起伏に沿った自然なテンポの揺らしであって、またそれに大阪フィルの弦セクションがぴったりと合わせていく。昨日は9小節目あたりで合唱に“座れ”の合図を左手で出していたのに、たぶん感情の移入がまさったのか今日は合図が出ずに、少年合唱がもぞもぞとしだしたあと、たまらずばらばらと座りだした。もっとも100人近い合唱が全員一斉にドスンと座っていた昨夜に比べ、音が目立たず正解だったかも。



昨日と同様、ナタリー・シュトゥッツマンさんの歌には心を震わされる。特に楽章最後の一節 Doch alle Lust will Ewigkeit! の完璧にコントロールされた歌い出しは昨夜に引き続き身震いするほどだった。



クラリネットのベルアップが昨日より20度くらい高かったのでは?とか、演奏後、大植さんが茶目っ気で昨日フライングした奏者を真っ先に祝福したりなど、いろいろと記したいことがあるけど、止めておきます。


 


 大阪フィル第491回定期


 


 


 


 


 


 

2015917日 大阪フィルハーモニー交響楽団 第491回定期 1日目

 


フェスティバルホール

1階中央ブロック 中央 定期会員席

 


マーラー:交響曲第3

 


指揮: 大植 英次

アルト;ナタリー・シュトゥッツマン

合唱: 大阪フィルハーモニー合唱団/大阪すみよし少年少女合唱団

 


 


私はマーラーの中でも大地の歌と第3番が抜きんでて好きで、CDDVDソフトを通じていろいろな演奏に触れているけど、実演に接したのは今夜が初めて。素人のお遊びでスコアを眺めながら鑑賞することも多いのだけれど、この曲の特に第三楽章などはとても演奏が困難なんだなぁと、つくづく思う。第1楽章では外連味たっぷりで時に不自然なほどにテンポを揺らす大植さんが、さすがに第3楽章は傍目のいつものパフォーマンスとは裏腹に、とにかくオケを危うくさせまいとインテンポに徹していた。

 


管楽器、特に金管奏者には痺れっぱなしの難所だらけの曲に違いないけど、あえて愛する大阪フィルの定期会員として記すと、もっと集中してプロとしての最高パフォーマンスを求めたい、というのが率直なところ。たとえば終楽章の最後のところ(練習番号26)最後のクライマックスに向かって、静寂の中でトランペットとトロンボーンの感動的な2重唱の出だしのところは、是非とも音の頭を合わせてほしいところだった。

 


この曲の後半3楽章は音の響きがもたらす世界観が共通していて実際にアタッカで演奏されるけど、こうして全曲を通して聴いていると、第3楽章終盤(ハープが強烈なグリッサンドで駆け上がるところ)で一瞬だけ後半3楽章を暗示しているように感じられてならない。楽章最後の大音響がホールから消え去った後の静寂からすでに次の第4楽章が始まっているように思えてしまう。ナタリー・シュトゥッツマンさんが静かに表れたとき、これから歌う音楽の世界にすでに身を置いたような厳しい表情をされていた。わずかに拍手が起こったけど、小さく右手でそれを制していた。

 


大植さんの指揮する定期はいつものこと、きっと明日のほうがよい演奏になりそう。

2015910日 大阪クラシック2015 第57公演  

大阪市中央公会堂 大集会室  20:00~21:00

 


弦楽合奏:大阪フィルハーモニー

コンサートマスター  文洙

 


グリーグ       ホルベルク組曲 作品40

ドヴォルザーク 弦楽セレナード ホ長調 作品22

ダニーボーイ (アンコール)

 


月、火、水と3日続けて雨にたたられた大阪だったけど、今日は淀屋橋駅から土佐堀沿いに夜景を楽しみながら会場の大阪市中央公会堂へ。きっとSold Out だろうと思いつつ会場入りしてみると、意外なことに残席がまだあったよう。発売開始早々にチケットピアで購入した一階中央の席から見ると、前方左右に数十席程度の空席があってちょっと驚いた。

 


一昨日の第35回公演のところで、「とにかく固いこと抜きに音楽を楽しむのが大阪クラシックの目的だから…」と記したけど、2,000円の有料公演なので率直に感想を言うと、8 + 8 + 6 + 4 +3 で大フィル固定メンバーだったにもかかわらず “かなり雑なアンサンブルだった”の一言。きっと響きすぎる舞台で合わせるのがとても大変だったのでしょう。ピッチのズレは定期のレベルとはだいぶ違うし、ボーイングも時に乱れるし。でも、終演後に第22回公演にも出演されていたチェロの方の素敵な笑顔を見ると、そんな不満も吹っ飛んじゃいますね。

 


アンコールのダニーボーイは、たぶんコバケンの定番アンコールと同じアレンジだったと思う。

終演後、たくさんのボランティアの方々からおそろいの
Tシャツでお見送りいただいた。皆さんに心から感謝しがら会場をでる。

中央公会堂



201599日 ハインツ・ホリガーと仲間たち いずみホール  

 


いずみホール

1階中央ブロック5列目

 


F.E. トゥルナー      華麗な四重奏曲 ハ長調 Op. 33

モーツアルト        フルート四重奏曲 第4番 イ長調 K298

ロベルト・スーター  5つの二重奏曲 ~フルートとオーボエのための

  ==休憩==

ダイエール          ノクターン

ハインツ・ホリガー  Mのための子守歌 ~無伴奏コーラングレのための

ハインツ・ホリガー  エチュード ~無伴奏フルートのための

モーツアルト        オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K 370

       ==同曲2楽章Adagio(アンコール)

 


ハインツ・ホリガー      オーボエ

堀米ゆず子              ヴァイオリン

佐々木亮                ヴィオラ

宮田大                  チェロ

フェリックス・レングリ  フルート

 


 


プログラムが絶妙ですね。トゥルナーとモーツアルトに続いて現代の作品が並び、休憩を挟んで超絶技巧であっけにとられた無伴奏フルートの後、最後にオーボエがコンチェルトのごとく活躍する華やかなオーボエ四重奏曲が置かれています。

 


1曲目トゥルナーでほんのわずかアンサンブルが合わない箇所があったのみで、その後は完璧に修正され、最後まで見事な演奏でした。ほんと皆さん、実力者ぞろいですね。演奏中の堀米ゆず子のホリガーさんへの敬愛に満ちた眼差しが素敵でした。

 


マーラーやブルックナー、そしてワーグナーを聴きまくっていた20代に、初めて買った室内楽のCD1984年にハインツ・ホリガーさんがフィリップスに録音したモーツアルトのオーボエ四重奏曲でした。曲冒頭の開放的で快活なオーボエが週末の朝の雰囲気にぴったりで、以来モーツアルトを聴くことの楽しみを教えてくれた曲です。

 


振り返ってみると、その後、CDラックのモーツアルトはこげ茶色の背表紙が並び、例えばピアノ協奏曲はブレンデルの全集、弦楽アンサンブルはマリナー・アカデミー室内管弦楽団ばかりになり、黄色の背表紙が混じってくるのはそれからかなり後になりました。いまでも私の中でのPコン演奏のベンチマークはブレンデルの演奏ですし、なによりモーツアルトといえばオーボエ四重奏曲です。この30年ほど、いつか実演でオーボエ四重奏曲を聴いてみたいと願っていましたが、今日はそれが叶った一夜でした。

Heinz Holiger

201598日 大阪クラシック2015 第35公演  

ザ・フェニックスホール  20:00~20:50

 


ヴァイオリン  文洙

ピアノ       吉田輝

 


フランク   ヴァイオリンソナタ イ長調

アンコール シューマン ソナタ23楽章(?)

 


33回公演を聴いてから、ザ・フェニックスホールに向かう。昨日と異なり60分近く間があるから今日は安心と思いきや、ダイビルを出ると外はかなりの雨。結局、今日も土佐堀沿いの夜景を楽しむことなく、傘をさして北新地を通り抜けて会場に移動した。

 


フランクのソナタは愛聴曲なのでいろいろと・・・だけど、とにかく固いこと抜きに音楽を楽しむことが大阪クラシックの趣旨なので、演奏についての感想は割愛。そういえば今年の聴き始めも樫本大進さんのいずみホールでのこの曲でした。

 


昨日の第23回公演はガラススクリーン越しに高層ビルの明かりと御堂筋のヘッドライトを舞台背景にした演奏会だったけど、今日は曲に合わせてのことか、遮光壁を下した中での演奏でした。

 


アンコールは崔さんからアナウンスがあったけど、よく聞き取れなかった。たぶんシューマン ソナタ23楽章かな。1番ソナタかなぁ?自信なし。明日の公式ブログで教えてもらいましょう。

 


昨日に続いて仕事終わりに室内楽を堪能した一日でした。

 



201598日 大阪クラシック2015 第33公演  

ダイビル 1階ロビー 18:30~19:05



ブラームス   弦楽五重奏曲 第1番 ヘ長調

ベートーベン 弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op 4 3楽章 (アンコール)



ヴァイオリン 黒瀬奈々子、中西朋子

ヴィオラ     川本靖子、佐藤まり子

チェロ       石田聖子



うまく仕事を調整して18:00前には会場のダイビルの一階ロビーに到着すると、ちょうどリハーサルの演奏中で、一瞬“時間を間違えた?”と焦ってしまった。昨日と同様、早めに到着した他の方々と一緒にフロアに胡坐をかいての鑑賞。



常々スピーカーで聴いていると気が付かないけど、こうして実演に接するとVaVnと同数になることで、各パートの役割が弦楽四重奏とはかなり変わってくるのが解ってとても面白い。今日は雄弁な1st. Vaと唯一の高音域担当1st. Vnの間で絶妙な役回りを演じていた2nd Vnから目と耳が離れませんでした。



昨日と同様、20:00からの第35回公演のチケットを購入済みだったので、終了と同時にザ・フェニックスホールに向けて移動した。


 


 


 


 


 

201597日 大阪クラシック2015 第23公演  

ザ・フェニックスホール  20:00~20:55

 


ヴァイオリン 田野倉雅秋

ピアノ       村田千佳

 


ハイドン           ヴァイオリンソナタ ト長調 Hob. XVI:32

ベートーベン ヴァイオリンソナタ 第3番 変ホ長調 Op12-3

アンコール  1曲目 

アンコール  2曲目

アンコール  3曲目 クライスラー愛の喜び

 


22回公演の会場を出たのが19:40。土佐堀沿いをビルの夜景を楽しみながら徒歩で、と思っていたけど、結局、少々焦り気味に北新地を早歩きで突き抜けて、どうにか開演ギリギリに着席できた。

 


素晴らしい演奏会でした。ハイドンもベートーベンも素敵だったけど、予定の2曲が終わって拍手と共に大植監督が楽譜を抱えて二人の奏者と共に再びステージに出てきたところから、事実上の第二部が開幕したみたい。アンコール1曲目と2曲目は今まで一度も聴いたことの無い曲でしたが、どちらも10分ほどのとてもアンコールピースとは思えない曲で、最後のクライスラーが終わった時には会場全員のスタンディングオベーションでした。

 


19:00の第22公演と合わせると、室内楽コンサート一晩分のプログラムを堪能できた、そして村田千佳さんの大ファンになった一夜でした。

 


201597日 大阪クラシック2015 第22公演  

ダイビル本館 1階ロビー 19:00~19:40

 


J.S. バッハ   三声のインヴェンションより第8番 

モーツアルト ディベルティメント 変ロ長調K439b

ハイドン     三重奏曲

P. T. Bor     バッハ・アット・ザ・ダブル

J. S. バッハ インヴェンション イ短調(アンコール)

 


ヴァイオリン 鈴木玲子

ヴィオラ     上野博孝

コントラバス 松村洋介

 


18:00過ぎに仕事を切り上げ四つ橋線で会場に向かう。開演の20分ほど前に到着するとフロアの半分くらいほどの人がすでに床に座って始まりを待っておられた。私もフロアに胡坐をかいて鑑賞。低音部がチェロではなくコントラバスになり、更にフロアのコーナーで演奏されたことで、ベースの音がとても丸く柔らかく響き、特にバッハの曲が至福の響きでした。

 


20:00開演の有料第23公演チケットを購入済みなので、演奏が終わったら土佐堀沿いを歩きながら次の会場へ・・・と思っていると、3曲目が終わったところですでに19:30に。ちょっとハラハラしながらちょっとJazzyなバッハ・アット・ザ・ダブルとアンコールを聴き終わったら19:40になっていた。

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